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大関とは?現在の大関3人と歴代大関一覧、昇進の条件・陥落とかど番・給料まで解説

大関とは?現在の大関3人と歴代大関一覧、昇進の条件・陥落とかど番・給料まで解説

大関(おおぜき)は、大相撲の番付で横綱に次ぐ地位で、関脇・小結とあわせた「三役」の最上位です。令和8年(2026年)九月場所の番付では、霧島・琴櫻・安青錦の3人が大関でした。この記事では、大関とはどんな地位か、今の大関3人の成績、大関になる条件とされる「三役で3場所33勝」の中身、2場所続けて負け越すと関脇に落ちる陥落の決まりとかど番、横綱との違い、月給、歴代大関の在位場所数ランキングと一覧(昭和以降の53人)を、日本相撲協会の番付・力士プロフィール・定款と報道をもとに整理します。

この記事でわかること

  • 大関とは|横綱に次ぐ地位で、三役の最上位
  • 現在の大関は霧島・琴櫻・安青錦の3人(令和8年九月場所の番付)
  • 「三役で3場所33勝」は昇進の目安で、協会の規定ではない
  • 2場所続けて負け越すと関脇へ陥落。負け越した次の場所が「かど番」
  • 月給は250万円で、2027年1月の初場所から275万円に上がる
  • 在位場所数の最長は千代大海と魁皇の65場所

この記事の時点について

今の大関と成績は、日本相撲協会の番付表と力士プロフィールにある令和8年九月場所の値です(2026年10月8日に確認)。十一月場所(九州場所)の番付は10月26日に発表されます。

目次

大関とは?横綱に次ぐ地位で、2場所続けて負け越すと関脇に落ちる

大関とは、大相撲の番付で横綱の次に位置する地位で、関脇・小結とあわせた三役の最上位です。

番付は上から横綱・大関・関脇・小結・前頭の順に並び、大関は横綱がいない場所では番付の最高位になります。横綱と違い、大関は成績しだいで地位が下がります。2場所続けて負け越すと関脇へ落ちる決まりがあり、この「落ちる地位」であることが横綱との大きな違いです。番付全体のしくみは「番付とは」、ほかの相撲用語は「相撲用語・百科の一覧」にまとめています。

項目内容
読みおおぜき
番付の位置横綱の次。関脇・小結とあわせた三役の最上位
今の大関3人(令和8年九月場所の番付:霧島・琴櫻・安青錦)
昇進を決める場番付編成会議と理事会(定款第49条)
昇進の目安三役で直近3場所33勝(報道・慣例。協会の規定ではない)
陥落2場所続けて負け越すと関脇へ(協会公式の解説に「定められています」)
かど番負け越した翌場所。ここでも負け越すと陥落
復帰陥落直後の場所に関脇で10勝以上なら大関に戻る運用
定員決まっていない(最多は2012年五月場所の6人)
月給250万円(2027年1月の初場所から275万円)

昇進の手続きは協会の定款第49条に「大関の推挙は、理事会の承認を経て、番附編成会議において決定する」とあります。一方で、何勝すれば上がれるかという数字は、協会が公開している文書には書かれていません。

現在の大関は何人?令和8年九月場所は霧島・琴櫻・安青錦の3人

令和8年九月場所の番付で、大関は東の霧島、西の琴櫻、東大関(大関の2枚目)の安青錦の3人です。

番付四股名(部屋)出身大関昇進九月場所大関在位幕内優勝
東大関霧島(音羽山)モンゴル・ドルノドゥ令和5年七月場所/令和8年五月場所に再昇進8勝7敗9場所3回
西大関琴櫻(佐渡ヶ嶽)千葉県松戸市令和6年三月場所(琴ノ若として)9勝6敗16場所1回
東大関(2枚目)安青錦(安治川)ウクライナ・ヴィンニツャ令和8年一月場所/九月場所に再大関11勝4敗4場所3回

番付は協会の番付表、出身・昇進場所・優勝回数は各力士の協会プロフィール(霧島)・(琴櫻)・(安青錦)によります。大関在位は協会の歴代大関一覧の在位期間を九月場所まで数えた値です。西の2枚目の大関は空位でした。最新の番付は「最新の番付表」でも見られます。

九月場所は横綱大の里が12勝3敗で優勝し、千秋楽は安青錦との相星決戦を突き出しで制しました。霧島は千秋楽に琴櫻を上手投げで破って勝ち越しています(共同通信配信・2026年9月27日)。安青錦は番付トピックスで「再大関」と記され、昭和以降14回目の再大関です(協会の番付トピックス)。

十一月場所にかど番の大関はいない

九月場所で3人とも勝ち越したため、十一月場所(九州場所)をかど番で迎える大関はいません。

かど番は負け越した翌場所のことなので、勝ち越した大関は次の場所を通常どおり迎えます。十一月場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで開かれ、番付は10月26日に発表されます(協会の日程)。会場と日程は「九州場所の案内」にまとめています。

大関の下の関脇は熱海富士と藤ノ川

九月場所の関脇は2人で、熱海富士が8勝7敗、新関脇の藤ノ川が11勝4敗で敢闘賞でした。

熱海富士について、秋場所前に浅香山審判部長(元大関魁皇)は「最近は本当に力をつけている。可能性はなくはない」と話しています(共同通信配信・2026年9月11日)。藤ノ川は新関脇の場所で2桁勝利を挙げました。大関昇進は場所後の番付編成会議と理事会が決めるもので、この記事では予想しません。

大関になる条件は?「三役で3場所33勝」は目安で、規定ではない

報道が大関昇進の目安とする「三役で直近3場所33勝」は慣例の数字で、協会の規定には書かれていません。

報道も「大関昇進の目安とされる直近3場所合計33勝」と、規則ではなく目安として扱っています(共同通信配信・2026年7月26日)。協会公式サイトを「33勝」「関脇10勝」で検索しても、該当する説明は0件でした(2026年10月8日)。nippon.comの解説によると、目安は1980年代ごろの「三役で3場所30勝」から、平成に入って33勝へ上がったとされています(nippon.com・2022年12月28日)。

実際の数字を見るため、最近大関に上がった6人について、昇進前3場所の成績を協会の力士プロフィールから集計しました。

力士1場所目2場所目3場所目3場所合計
霧馬山(霧島)令和5年一月 小結 11勝三月 関脇 12勝(優勝)五月 関脇 11勝34勝
豊昇龍令和5年三月 関脇 10勝五月 関脇 11勝七月 関脇 12勝(優勝)33勝
琴ノ若(琴櫻)令和5年九月 関脇 9勝十一月 関脇 11勝令和6年一月 関脇 13勝33勝
大の里令和6年五月 小結 12勝(優勝)七月 関脇 9勝九月 関脇 13勝(優勝)34勝
安青錦令和7年七月 前頭筆頭 11勝九月 小結 11勝十一月 関脇 12勝(優勝)34勝
霧島(再昇進)令和7年十一月 前頭二枚目 11勝令和8年一月 関脇 11勝三月 関脇 12勝(優勝)34勝

6人とも33勝か34勝で、3場所のうち1場所以上で幕内優勝しています。数字の上では「33勝」がほぼ下限として働いていますが、勝ち星だけで自動的に決まるわけではありません。

決めるのは番付編成会議と理事会

大関への昇進は、場所後の番付編成会議と理事会で決まり、協会が「大関昇進を決定」と発表します。

協会のお知らせは「番付編成会議および理事会を開き、関脇 ◯◯の大関昇進を決定、発表しました」という書き方で、霧島(2023年5月31日)・琴ノ若(2024年1月31日)・安青錦(2025年11月26日)・霧島の再昇進(2026年3月25日)とも同じです。番付編成会議は、本場所が終わった3日後に開かれます。

平幕の場所を含んだ例もある

直近6人のうち安青錦と霧島(再昇進)は、3場所の1場所目が前頭の場所で、「三役で3場所」に当てはまりません。

安青錦は前頭筆頭で11勝した場所を含めた34勝、霧島は前頭二枚目で11勝した場所を含めた34勝で昇進しました。目安は「三役で」と言われますが、実際には前頭上位の好成績も数えて判断されています。

大関の陥落とかど番|2場所続けて負け越すと関脇へ

大関は2場所続けて負け越すと関脇に陥落(降格)し、負け越した次の場所が陥落のかかる「かど番」です。

協会公式の大相撲クイズNo.1071は「大関は2場所連続して負け越した時は降下する」とルールとして定められていると説明しています。休場も負け越しに数えられるため、けがで全休すると、その場所は負け越しと同じ扱いになります。

大関のかど番・陥落・復帰の流れ大関の場所で負け越し7勝8敗以下(休場を含む)次の場所=かど番負けると関脇へ落ちる場所勝ち越し負け越しかど番を脱出大関のまま関脇へ陥落2場所続けて負け越し10勝以上9勝以下1場所で大関に復帰陥落直後の場所だけの運用一から出直し三役の好成績で再昇進出典:日本相撲協会 大相撲クイズNo.1071(2場所連続負け越しで降下・かど番の意味)。10勝で1場所復帰は共同通信・辞書の説明による(協会公式に記載なし)。1969年七月場所から。

かど番とは

かど番とは、大関が負け越して、次に負け越せば関脇に落ちる場所のことで、漢字では「角番」と書きます。

同じクイズの解説によると、語源は囲碁や将棋の7番勝負で、あと1敗すると負けが決まる対局を「角番」と呼ぶことから来ています。かど番の場所で勝ち越せば「かど番脱出」となり、大関のまま次の場所を迎えます。

関脇で10勝すれば1場所で戻れる(7人8例)

陥落した直後の場所に関脇で10勝以上を挙げれば、翌場所に大関へ戻れます。この運用は1969年七月場所から続いています。

この特例は協会公式サイトに説明がなく、報道と辞書が説明している運用です。共同通信は安青錦の復帰を「1969年名古屋場所から続く今の制度で1場所での復帰は8例目(栃東は2度)」と伝えました(共同通信配信・2026年7月22日)。日本語版Wikipedia「大関」では、三重ノ海・貴ノ浪・武双山・栃東(2回)・栃ノ心・貴景勝・安青錦の7人8例です。10勝に届かなかった場合は、ほかの力士と同じく三役での好成績を積み直すことになります。

安青錦は2026年春場所を7勝8敗で負け越し、かど番の夏場所を全休して名古屋場所で関脇に落ちました。名古屋場所11日目に関脇で10勝目を挙げて復帰が決まり、最終成績は12勝3敗で優勝しています(デイリースポーツ・2026年7月27日)。経緯は「安青錦の大関陥落」と「名古屋場所11日目の大関復帰」で書いています。

平幕から大関に戻った霧島

霧島は大関から陥落して平幕まで下がったあと、2026年五月場所に12場所ぶりに通常の昇進で大関へ戻りました。

陥落直後の特例ではありません。霧島は2024年夏場所をかど番で負け越し、名古屋場所から関脇に陥落しました。その後は前頭まで番付を下げましたが、2026年春場所に関脇で12勝3敗を挙げて優勝し、協会は「大関 霧島 誕生」と発表しています。共同通信によると、今の制度で平幕以下から大関に戻ったのは、魁傑・照ノ富士に次いで3人目です(共同通信配信・2026年4月27日)。

大関と横綱の違い|横綱は落ちない

大関と横綱のいちばんの違いは、大関は負け越しが続くと関脇に落ちるのに対し、横綱は成績が悪くても地位が下がらない点です。

項目大関横綱
番付の位置横綱の次・三役の最上位番付の最高位
昇進を決める場番付編成会議と理事会横綱審議委員会の答申を経て理事会
昇進の目安三役で直近3場所33勝(慣例)大関で2場所連続優勝が原則(横審の内規)
成績不振のとき2場所続けて負け越すと関脇へ陥落陥落しない。引退するか休場で立て直す
定員なし(大関が1人以下だと横綱が「横綱大関」を兼ねる)なし
月給(2027年1月から)250万円→275万円300万円→330万円

横綱はもともと、綱を締めることを許された大関に与えられた称号でした(コトバンク「横綱」)。そのため今も、番付に大関が東西2人そろわないときは、横綱が「横綱大関」として大関の欄を兼ねます。横綱の昇進条件や歴代横綱の一覧は「横綱とは」で詳しく説明しています。

大関の給料は?月給250万円、2027年1月から275万円

大関の月給は250万円で、2026年7月の理事会の決定により、2027年1月の初場所から275万円に上がります。

地位今の月給2027年1月から
横綱300万円330万円
大関250万円275万円
関脇・小結180万円報道に記載なし
前頭(平幕)140万円155万円
十両110万円120万円

日本相撲協会は2026年7月30日の理事会で、8年ぶりに力士の月給を引き上げることを決めました(共同通信配信・2026年7月30日)。関脇・小結の新しい額は配信記事に書かれていません。今の関脇・小結の180万円は、Wikipedia「大関」とマネーポスト(2024年9月22日)によります。協会公式サイトには力士の給与額の記載がありません。

大関の月給は関脇・小結より70万円多く、年12か月で840万円の差になります。月給のほかに、場所ごとの褒賞金や懸賞金、優勝賞金があります。

歴代大関の在位場所数ランキング|千代大海と魁皇の65場所

大関の在位場所数が最も長いのは千代大海と魁皇の65場所で、3位の貴ノ花の50場所を大きく上回ります。

大関の在位場所数 上位10人と現役3人(九月場所まで)千代大海65場所魁皇65場所貴ノ花50場所琴欧洲47場所北天佑44場所小錦39場所貴ノ浪37場所朝潮36場所豊山34場所豪栄道33場所琴櫻(現役)16場所霧島(現役)9場所安青錦(現役)4場所出典:日本相撲協会「歴代大関」一覧の在位期間を、年6場所・中止の2場所を除いて数えた値。1958年以降に大関になった力士が対象。横綱に上がった大関は含まない。
順位四股名在位場所数在位期間
1位千代大海65場所1999年3月〜2009年11月
1位魁皇65場所2000年9月〜2011年7月
3位貴ノ花50場所1972年11月〜1981年1月
4位琴欧洲47場所2006年1月〜2013年11月
5位北天佑44場所1983年7月〜1990年9月
6位小錦39場所1987年7月〜1993年11月
7位貴ノ浪37場所1994年3月〜1999年11月
2000年3月〜2000年5月
8位朝潮36場所1983年5月〜1989年3月
9位豊山34場所1963年3月〜1968年9月
10位豪栄道33場所2014年9月〜2020年1月

数え方は、協会の「歴代大関」一覧にある在位期間を、年6場所制が定着した1958年以降について数え、中止になった2011年三月場所と2020年五月場所を除いたものです。この協会の一覧は昭和以降に最高位が大関だった力士の一覧で、横綱に上がった大関は含みません。数えた上位10人は、日本語版Wikipedia「大相撲の在位記録」の大関在位の上位10人と人数・場所数とも一致しました。

現役3人の在位場所数

九月場所までの大関在位は、琴櫻が16場所、霧島が9場所、安青錦が4場所です。

霧島は1回目の6場所と2026年五月場所からの3場所、安青錦は1回目の3場所と九月場所の1場所を足した数です。最短は協会公式クイズNo.1361が紹介する五ッ嶋の2場所で、昭和以降で最も短い在位です。

歴代大関一覧(昭和以降・横綱に上がらなかった53人)

日本相撲協会の歴代大関一覧には、昭和以降に最高位が大関だった力士が53人載っています。横綱に上がった大関は含みません。

#四股名出身大関の在位期間在位場所数幕内優勝
1能代潟 錦作秋田県山本郡藤里町1927年1月〜1930年3月
1931年1月〜1932年10月
—1回
2常陸岩 英太郎東京都中央区1927年5月〜1931年3月—1回
3豊国 福馬大分県大分市1927年10月〜1930年10月—2回
4清水川 元吉青森県五所川原市1932年5月〜1937年5月—3回
5鏡岩 善四郎青森県三戸郡1937年1月〜1939年5月——
6五ッ嶋 名良男長崎県南松浦郡1941年1月〜1941年5月——
7名寄岩 静男北海道名寄市1943年1月〜1944年1月
1946年11月〜1947年11月
——
8佐賀ノ花 勝巳佐賀県佐賀市1944年11月〜1951年1月—1回
9汐ノ海 運右衛門兵庫県姫路市1947年6月〜1948年10月
1950年1月〜1951年5月
——
10増位山 大志郎兵庫県姫路市1949年1月〜1950年1月—2回
11三根山 隆司東京都荒川区1953年9月〜1955年5月—1回
12大内山 平吉茨城県ひたちなか市1955年5月〜1957年1月——
13松登 晟郎千葉県松戸市1956年1月〜1958年11月——
14琴ヶ濱 貞雄香川県観音寺市1958年5月〜1962年11月28場所—
15若羽黒 朋明神奈川県横浜市1959年11月〜1961年11月13場所1回
16北葉山 英俊北海道室蘭市1961年7月〜1966年5月30場所1回
17栃光 正之熊本県天草市1962年7月〜1966年1月22場所—
18豊山 勝夫新潟県新発田市1963年3月〜1968年9月34場所—
19清國 勝雄秋田県湯沢市1969年7月〜1974年1月28場所1回
20前の山 太郎大阪府守口市1970年9月〜1972年3月10場所—
21大麒麟 將能佐賀県佐賀市1970年11月〜1974年11月25場所—
22貴ノ花 利彰青森県弘前市1972年11月〜1981年1月50場所2回
23大受 久晃北海道久遠郡せたな町1973年9月〜1974年5月5場所—
24魁傑 將晃山口県岩国市1975年3月〜1975年11月
1977年3月〜1977年9月
9場所2回
25旭國 斗雄北海道上川郡愛別町1976年5月〜1979年9月21場所—
26増位山 太志郎兵庫県姫路市1980年3月〜1981年3月7場所—
27琴風 豪規三重県津市1981年11月〜1985年5月22場所2回
28若嶋津 六夫鹿児島県熊毛郡中種子町1983年1月〜1987年7月28場所2回
29朝潮 太郎高知県室戸市1983年5月〜1989年3月36場所1回
30北天佑 勝彦北海道室蘭市1983年7月〜1990年9月44場所2回
31小錦 八十吉米国ハワイ・オアフ島1987年7月〜1993年11月39場所3回
32霧島 一博鹿児島県霧島市1990年5月〜1992年11月16場所1回
33貴ノ浪 貞博青森県三沢市1994年3月〜1999年11月
2000年3月〜2000年5月
37場所2回
34千代大海 龍二大分県大分市1999年3月〜2009年11月65場所3回
35出島 武春石川県金沢市1999年9月〜2001年7月12場所1回
36武双山 正士茨城県水戸市2000年5月〜2000年7月
2000年11月〜2004年11月
27場所1回
37雅山 哲士茨城県水戸市2000年7月〜2001年9月8場所—
38魁皇 博之福岡県直方市2000年9月〜2011年7月65場所5回
39栃東 大裕東京都足立区2002年1月〜2004年5月
2004年9月〜2004年11月
2005年3月〜2007年5月
31場所3回
40琴欧洲 勝紀ブルガリア・ベリコタロノボ2006年1月〜2013年11月47場所1回
41琴光喜 啓司愛知県岡崎市2007年9月〜2010年7月18場所1回
42把瑠都 凱斗エストニア・ラクヴェレ2010年5月〜2012年11月15場所1回
43琴奨菊 和弘福岡県柳川市2011年11月〜2017年1月32場所1回
44豪栄道 豪太郎大阪府寝屋川市2014年9月〜2020年1月33場所1回
45高安 晃茨城県土浦市2017年7月〜2019年11月15場所—
46栃ノ心 剛史ジョージア・ムツケタ2018年7月〜2019年3月
2019年7月〜2019年9月
7場所1回
47貴景勝 貴信兵庫県芦屋市2019年5月〜2019年7月
2019年11月〜2024年7月
30場所4回
48朝乃山 広暉富山県富山市2020年7月〜2021年7月7場所1回
49正代 直也熊本県宇土市2020年11月〜2022年11月13場所1回
50御嶽海 久司長野県木曽郡上松町2022年3月〜2022年9月4場所3回
51霧島 鐵力モンゴル・ドルノドゥ2023年7月〜2024年5月
2026年5月〜2026年9月(現役)
9場所3回
52琴櫻 将傑千葉県松戸市2024年3月〜2026年9月(現役)16場所1回
53安青錦 新大ウクライナ・ヴィンニツャ2026年1月〜2026年5月
2026年9月〜2026年9月(現役)
4場所3回

四股名・出身・在位期間・優勝回数は協会の「歴代大関」一覧によります(2026年10月8日に確認)。在位場所数は1958年以降に大関になった力士だけを数え、それより前は「—」としました。稀勢の里・照ノ富士・大の里・豊昇龍のように大関から横綱に上がった力士は、この一覧に載っていません。朝乃山のように大関から落ちて、いまも幕内で取る力士もいます。

外国出身の大関は6人

協会の一覧の53人のうち、外国出身は小錦・琴欧洲・把瑠都・栃ノ心・霧島・安青錦の6人です。

出身はアメリカ(ハワイ)・ブルガリア・エストニア・ジョージア・モンゴル・ウクライナで、6人とも国が違います。このうち霧島と安青錦は現役です。モンゴル出身で大関から横綱に上がった力士は横綱の一覧に入るため、ここには含まれません。

大関の歴史と語源|もとは力士の最高位

大関はもともと力士の最高位で、明治に横綱が番付上の地位になってから、その下の地位になりました。

デジタル大辞泉は大関を「横綱に次ぐ地位」とし、近世には力士の最高位だったと説明しています。横綱はもと、綱を締めて土俵入りすることを許された大関の称号で、番付に「横綱」と初めて書かれたのは1890年の西ノ海です(コトバンク「横綱」)。

陥落の決まりも時代で変わっています。Wikipedia「大関」によると、1927年からは2場所続けて負け越すと陥落、1958年からは3場所連続の負け越しで陥落となり、1969年七月場所から今の「2場所連続の負け越しで関脇へ、直後の場所で10勝すれば復帰」になりました。

横綱大関と張出大関

大関が2人そろわないと横綱が「横綱大関」を兼ね、3人以上いると、かつては「張出大関」として欄外に書かれました。

張出は1994年七月場所で廃止され、今は大関が3人以上いても枚数を増やして並べます(Wikipedia「張出」)。九月場所の安青錦が「東大関(大関の2枚目)」なのはこのためです。大関の人数に定員はなく、最も多かったのは2012年五月場所の6人です。

大関についてよくある質問

Q. 大関は何人までなれますか?

A. 定員はありません。最も多かったのは2012年五月場所の6人です。令和8年九月場所の番付では霧島・琴櫻・安青錦の3人でした。

Q. 三役で33勝すれば必ず大関になれますか?

A. なれるとは限りません。33勝は報道や慣例の目安で、協会の規定ではありません。昇進は番付編成会議と理事会が決めます。最近昇進した6人は33勝か34勝でした。

Q. かど番とは何ですか?

A. 大関が負け越した次の場所のことです。この場所でも負け越すと関脇に落ちます。勝ち越せば「かど番脱出」で大関に残ります。漢字では「角番」と書き、囲碁や将棋の7番勝負が語源です。

Q. 大関から陥落しても戻れますか?

A. 戻れます。陥落した直後の場所に関脇で10勝以上を挙げれば、翌場所に大関へ戻れます(1969年七月場所からの運用で7人8例)。この機会を逃しても、霧島のように好成績を重ねて通常の昇進で戻った例があります。

Q. 大関と横綱は何が違いますか?

A. 大関は2場所続けて負け越すと関脇に落ちますが、横綱は落ちません。昇進も、大関は番付編成会議と理事会、横綱は横綱審議委員会の答申を経て決まります。

Q. 大関の給料はいくらですか?

A. 月給250万円です。2027年1月の初場所から275万円に上がります。関脇・小結より月70万円多い額です。

Q. 大関在位がいちばん短い力士は誰ですか?

A. 協会公式クイズによると、昭和以降で最も短いのは五ッ嶋の2場所です。新大関の場所を5勝5敗5休、翌場所を7勝8敗で終えて陥落しました。

Q. 次の番付で大関は変わりますか?

A. 十一月場所(九州場所)の番付は2026年10月26日に発表されます。九月場所で大関3人はそろって勝ち越したため、かど番の大関はいません。新しい大関が生まれるかどうかは、発表の番付で確かめてください。

まとめ|大関の要点

大関は横綱に次ぐ三役の最上位で、令和8年九月場所の番付では霧島・琴櫻・安青錦の3人が務めています。

  1. 大関は横綱の次の地位。昇進は番付編成会議と理事会が決める
  2. 「三役で3場所33勝」は目安。最近の6人は33〜34勝で、平幕の場所を含む例もある
  3. 2場所続けて負け越すと関脇へ陥落。負け越した次の場所が「かど番」
  4. 陥落直後の場所に関脇で10勝すれば1場所で復帰できる(7人8例)
  5. 横綱は落ちないが、大関は落ちる
  6. 月給は250万円で、2027年1月から275万円
  7. 在位最長は千代大海と魁皇の65場所。協会の歴代大関一覧は53人

十一月場所の番付は10月26日に発表されます。大関の顔ぶれが変わったら、この記事の「現在の大関」も更新します。

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