大関(おおぜき)は、大相撲の番付で横綱に次ぐ地位で、関脇・小結とあわせた「三役」の最上位です。令和8年(2026年)九月場所の番付では、霧島・琴櫻・安青錦の3人が大関でした。この記事では、大関とはどんな地位か、今の大関3人の成績、大関になる条件とされる「三役で3場所33勝」の中身、2場所続けて負け越すと関脇に落ちる陥落の決まりとかど番、横綱との違い、月給、歴代大関の在位場所数ランキングと一覧(昭和以降の53人)を、日本相撲協会の番付・力士プロフィール・定款と報道をもとに整理します。
この記事でわかること
- 大関とは|横綱に次ぐ地位で、三役の最上位
- 現在の大関は霧島・琴櫻・安青錦の3人(令和8年九月場所の番付)
- 「三役で3場所33勝」は昇進の目安で、協会の規定ではない
- 2場所続けて負け越すと関脇へ陥落。負け越した次の場所が「かど番」
- 月給は250万円で、2027年1月の初場所から275万円に上がる
- 在位場所数の最長は千代大海と魁皇の65場所
この記事の時点について
今の大関と成績は、日本相撲協会の番付表と力士プロフィールにある令和8年九月場所の値です(2026年10月8日に確認)。十一月場所(九州場所)の番付は10月26日に発表されます。
大関とは?横綱に次ぐ地位で、2場所続けて負け越すと関脇に落ちる
大関とは、大相撲の番付で横綱の次に位置する地位で、関脇・小結とあわせた三役の最上位です。
番付は上から横綱・大関・関脇・小結・前頭の順に並び、大関は横綱がいない場所では番付の最高位になります。横綱と違い、大関は成績しだいで地位が下がります。2場所続けて負け越すと関脇へ落ちる決まりがあり、この「落ちる地位」であることが横綱との大きな違いです。番付全体のしくみは「番付とは」、ほかの相撲用語は「相撲用語・百科の一覧」にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み | おおぜき |
| 番付の位置 | 横綱の次。関脇・小結とあわせた三役の最上位 |
| 今の大関 | 3人(令和8年九月場所の番付:霧島・琴櫻・安青錦) |
| 昇進を決める場 | 番付編成会議と理事会(定款第49条) |
| 昇進の目安 | 三役で直近3場所33勝(報道・慣例。協会の規定ではない) |
| 陥落 | 2場所続けて負け越すと関脇へ(協会公式の解説に「定められています」) |
| かど番 | 負け越した翌場所。ここでも負け越すと陥落 |
| 復帰 | 陥落直後の場所に関脇で10勝以上なら大関に戻る運用 |
| 定員 | 決まっていない(最多は2012年五月場所の6人) |
| 月給 | 250万円(2027年1月の初場所から275万円) |
昇進の手続きは協会の定款第49条に「大関の推挙は、理事会の承認を経て、番附編成会議において決定する」とあります。一方で、何勝すれば上がれるかという数字は、協会が公開している文書には書かれていません。
現在の大関は何人?令和8年九月場所は霧島・琴櫻・安青錦の3人
令和8年九月場所の番付で、大関は東の霧島、西の琴櫻、東大関(大関の2枚目)の安青錦の3人です。
| 番付 | 四股名(部屋) | 出身 | 大関昇進 | 九月場所 | 大関在位 | 幕内優勝 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東大関 | 霧島(音羽山) | モンゴル・ドルノドゥ | 令和5年七月場所/令和8年五月場所に再昇進 | 8勝7敗 | 9場所 | 3回 |
| 西大関 | 琴櫻(佐渡ヶ嶽) | 千葉県松戸市 | 令和6年三月場所(琴ノ若として) | 9勝6敗 | 16場所 | 1回 |
| 東大関(2枚目) | 安青錦(安治川) | ウクライナ・ヴィンニツャ | 令和8年一月場所/九月場所に再大関 | 11勝4敗 | 4場所 | 3回 |
番付は協会の番付表、出身・昇進場所・優勝回数は各力士の協会プロフィール(霧島)・(琴櫻)・(安青錦)によります。大関在位は協会の歴代大関一覧の在位期間を九月場所まで数えた値です。西の2枚目の大関は空位でした。最新の番付は「最新の番付表」でも見られます。
九月場所は横綱大の里が12勝3敗で優勝し、千秋楽は安青錦との相星決戦を突き出しで制しました。霧島は千秋楽に琴櫻を上手投げで破って勝ち越しています(共同通信配信・2026年9月27日)。安青錦は番付トピックスで「再大関」と記され、昭和以降14回目の再大関です(協会の番付トピックス)。
十一月場所にかど番の大関はいない
九月場所で3人とも勝ち越したため、十一月場所(九州場所)をかど番で迎える大関はいません。
かど番は負け越した翌場所のことなので、勝ち越した大関は次の場所を通常どおり迎えます。十一月場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで開かれ、番付は10月26日に発表されます(協会の日程)。会場と日程は「九州場所の案内」にまとめています。
大関の下の関脇は熱海富士と藤ノ川
九月場所の関脇は2人で、熱海富士が8勝7敗、新関脇の藤ノ川が11勝4敗で敢闘賞でした。
熱海富士について、秋場所前に浅香山審判部長(元大関魁皇)は「最近は本当に力をつけている。可能性はなくはない」と話しています(共同通信配信・2026年9月11日)。藤ノ川は新関脇の場所で2桁勝利を挙げました。大関昇進は場所後の番付編成会議と理事会が決めるもので、この記事では予想しません。大関になる条件は?「三役で3場所33勝」は目安で、規定ではない
報道が大関昇進の目安とする「三役で直近3場所33勝」は慣例の数字で、協会の規定には書かれていません。
報道も「大関昇進の目安とされる直近3場所合計33勝」と、規則ではなく目安として扱っています(共同通信配信・2026年7月26日)。協会公式サイトを「33勝」「関脇10勝」で検索しても、該当する説明は0件でした(2026年10月8日)。nippon.comの解説によると、目安は1980年代ごろの「三役で3場所30勝」から、平成に入って33勝へ上がったとされています(nippon.com・2022年12月28日)。
実際の数字を見るため、最近大関に上がった6人について、昇進前3場所の成績を協会の力士プロフィールから集計しました。
| 力士 | 1場所目 | 2場所目 | 3場所目 | 3場所合計 |
|---|---|---|---|---|
| 霧馬山(霧島) | 令和5年一月 小結 11勝 | 三月 関脇 12勝(優勝) | 五月 関脇 11勝 | 34勝 |
| 豊昇龍 | 令和5年三月 関脇 10勝 | 五月 関脇 11勝 | 七月 関脇 12勝(優勝) | 33勝 |
| 琴ノ若(琴櫻) | 令和5年九月 関脇 9勝 | 十一月 関脇 11勝 | 令和6年一月 関脇 13勝 | 33勝 |
| 大の里 | 令和6年五月 小結 12勝(優勝) | 七月 関脇 9勝 | 九月 関脇 13勝(優勝) | 34勝 |
| 安青錦 | 令和7年七月 前頭筆頭 11勝 | 九月 小結 11勝 | 十一月 関脇 12勝(優勝) | 34勝 |
| 霧島(再昇進) | 令和7年十一月 前頭二枚目 11勝 | 令和8年一月 関脇 11勝 | 三月 関脇 12勝(優勝) | 34勝 |
6人とも33勝か34勝で、3場所のうち1場所以上で幕内優勝しています。数字の上では「33勝」がほぼ下限として働いていますが、勝ち星だけで自動的に決まるわけではありません。
決めるのは番付編成会議と理事会
大関への昇進は、場所後の番付編成会議と理事会で決まり、協会が「大関昇進を決定」と発表します。
協会のお知らせは「番付編成会議および理事会を開き、関脇 ◯◯の大関昇進を決定、発表しました」という書き方で、霧島(2023年5月31日)・琴ノ若(2024年1月31日)・安青錦(2025年11月26日)・霧島の再昇進(2026年3月25日)とも同じです。番付編成会議は、本場所が終わった3日後に開かれます。
平幕の場所を含んだ例もある
直近6人のうち安青錦と霧島(再昇進)は、3場所の1場所目が前頭の場所で、「三役で3場所」に当てはまりません。
安青錦は前頭筆頭で11勝した場所を含めた34勝、霧島は前頭二枚目で11勝した場所を含めた34勝で昇進しました。目安は「三役で」と言われますが、実際には前頭上位の好成績も数えて判断されています。
大関の陥落とかど番|2場所続けて負け越すと関脇へ
大関は2場所続けて負け越すと関脇に陥落(降格)し、負け越した次の場所が陥落のかかる「かど番」です。
協会公式の大相撲クイズNo.1071は「大関は2場所連続して負け越した時は降下する」とルールとして定められていると説明しています。休場も負け越しに数えられるため、けがで全休すると、その場所は負け越しと同じ扱いになります。
かど番とは
かど番とは、大関が負け越して、次に負け越せば関脇に落ちる場所のことで、漢字では「角番」と書きます。
同じクイズの解説によると、語源は囲碁や将棋の7番勝負で、あと1敗すると負けが決まる対局を「角番」と呼ぶことから来ています。かど番の場所で勝ち越せば「かど番脱出」となり、大関のまま次の場所を迎えます。
関脇で10勝すれば1場所で戻れる(7人8例)
陥落した直後の場所に関脇で10勝以上を挙げれば、翌場所に大関へ戻れます。この運用は1969年七月場所から続いています。
この特例は協会公式サイトに説明がなく、報道と辞書が説明している運用です。共同通信は安青錦の復帰を「1969年名古屋場所から続く今の制度で1場所での復帰は8例目(栃東は2度)」と伝えました(共同通信配信・2026年7月22日)。日本語版Wikipedia「大関」では、三重ノ海・貴ノ浪・武双山・栃東(2回)・栃ノ心・貴景勝・安青錦の7人8例です。10勝に届かなかった場合は、ほかの力士と同じく三役での好成績を積み直すことになります。
安青錦は2026年春場所を7勝8敗で負け越し、かど番の夏場所を全休して名古屋場所で関脇に落ちました。名古屋場所11日目に関脇で10勝目を挙げて復帰が決まり、最終成績は12勝3敗で優勝しています(デイリースポーツ・2026年7月27日)。経緯は「安青錦の大関陥落」と「名古屋場所11日目の大関復帰」で書いています。
平幕から大関に戻った霧島
霧島は大関から陥落して平幕まで下がったあと、2026年五月場所に12場所ぶりに通常の昇進で大関へ戻りました。
陥落直後の特例ではありません。霧島は2024年夏場所をかど番で負け越し、名古屋場所から関脇に陥落しました。その後は前頭まで番付を下げましたが、2026年春場所に関脇で12勝3敗を挙げて優勝し、協会は「大関 霧島 誕生」と発表しています。共同通信によると、今の制度で平幕以下から大関に戻ったのは、魁傑・照ノ富士に次いで3人目です(共同通信配信・2026年4月27日)。
大関と横綱の違い|横綱は落ちない
大関と横綱のいちばんの違いは、大関は負け越しが続くと関脇に落ちるのに対し、横綱は成績が悪くても地位が下がらない点です。
| 項目 | 大関 | 横綱 |
|---|---|---|
| 番付の位置 | 横綱の次・三役の最上位 | 番付の最高位 |
| 昇進を決める場 | 番付編成会議と理事会 | 横綱審議委員会の答申を経て理事会 |
| 昇進の目安 | 三役で直近3場所33勝(慣例) | 大関で2場所連続優勝が原則(横審の内規) |
| 成績不振のとき | 2場所続けて負け越すと関脇へ陥落 | 陥落しない。引退するか休場で立て直す |
| 定員 | なし(大関が1人以下だと横綱が「横綱大関」を兼ねる) | なし |
| 月給(2027年1月から) | 250万円→275万円 | 300万円→330万円 |
横綱はもともと、綱を締めることを許された大関に与えられた称号でした(コトバンク「横綱」)。そのため今も、番付に大関が東西2人そろわないときは、横綱が「横綱大関」として大関の欄を兼ねます。横綱の昇進条件や歴代横綱の一覧は「横綱とは」で詳しく説明しています。
大関の給料は?月給250万円、2027年1月から275万円
大関の月給は250万円で、2026年7月の理事会の決定により、2027年1月の初場所から275万円に上がります。
| 地位 | 今の月給 | 2027年1月から |
|---|---|---|
| 横綱 | 300万円 | 330万円 |
| 大関 | 250万円 | 275万円 |
| 関脇・小結 | 180万円 | 報道に記載なし |
| 前頭(平幕) | 140万円 | 155万円 |
| 十両 | 110万円 | 120万円 |
日本相撲協会は2026年7月30日の理事会で、8年ぶりに力士の月給を引き上げることを決めました(共同通信配信・2026年7月30日)。関脇・小結の新しい額は配信記事に書かれていません。今の関脇・小結の180万円は、Wikipedia「大関」とマネーポスト(2024年9月22日)によります。協会公式サイトには力士の給与額の記載がありません。
大関の月給は関脇・小結より70万円多く、年12か月で840万円の差になります。月給のほかに、場所ごとの褒賞金や懸賞金、優勝賞金があります。
歴代大関の在位場所数ランキング|千代大海と魁皇の65場所
大関の在位場所数が最も長いのは千代大海と魁皇の65場所で、3位の貴ノ花の50場所を大きく上回ります。
| 順位 | 四股名 | 在位場所数 | 在位期間 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 千代大海 | 65場所 | 1999年3月〜2009年11月 |
| 1位 | 魁皇 | 65場所 | 2000年9月〜2011年7月 |
| 3位 | 貴ノ花 | 50場所 | 1972年11月〜1981年1月 |
| 4位 | 琴欧洲 | 47場所 | 2006年1月〜2013年11月 |
| 5位 | 北天佑 | 44場所 | 1983年7月〜1990年9月 |
| 6位 | 小錦 | 39場所 | 1987年7月〜1993年11月 |
| 7位 | 貴ノ浪 | 37場所 | 1994年3月〜1999年11月 2000年3月〜2000年5月 |
| 8位 | 朝潮 | 36場所 | 1983年5月〜1989年3月 |
| 9位 | 豊山 | 34場所 | 1963年3月〜1968年9月 |
| 10位 | 豪栄道 | 33場所 | 2014年9月〜2020年1月 |
数え方は、協会の「歴代大関」一覧にある在位期間を、年6場所制が定着した1958年以降について数え、中止になった2011年三月場所と2020年五月場所を除いたものです。この協会の一覧は昭和以降に最高位が大関だった力士の一覧で、横綱に上がった大関は含みません。数えた上位10人は、日本語版Wikipedia「大相撲の在位記録」の大関在位の上位10人と人数・場所数とも一致しました。
現役3人の在位場所数
九月場所までの大関在位は、琴櫻が16場所、霧島が9場所、安青錦が4場所です。
霧島は1回目の6場所と2026年五月場所からの3場所、安青錦は1回目の3場所と九月場所の1場所を足した数です。最短は協会公式クイズNo.1361が紹介する五ッ嶋の2場所で、昭和以降で最も短い在位です。
歴代大関一覧(昭和以降・横綱に上がらなかった53人)
日本相撲協会の歴代大関一覧には、昭和以降に最高位が大関だった力士が53人載っています。横綱に上がった大関は含みません。
| # | 四股名 | 出身 | 大関の在位期間 | 在位場所数 | 幕内優勝 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 能代潟 錦作 | 秋田県山本郡藤里町 | 1927年1月〜1930年3月 1931年1月〜1932年10月 | — | 1回 |
| 2 | 常陸岩 英太郎 | 東京都中央区 | 1927年5月〜1931年3月 | — | 1回 |
| 3 | 豊国 福馬 | 大分県大分市 | 1927年10月〜1930年10月 | — | 2回 |
| 4 | 清水川 元吉 | 青森県五所川原市 | 1932年5月〜1937年5月 | — | 3回 |
| 5 | 鏡岩 善四郎 | 青森県三戸郡 | 1937年1月〜1939年5月 | — | — |
| 6 | 五ッ嶋 名良男 | 長崎県南松浦郡 | 1941年1月〜1941年5月 | — | — |
| 7 | 名寄岩 静男 | 北海道名寄市 | 1943年1月〜1944年1月 1946年11月〜1947年11月 | — | — |
| 8 | 佐賀ノ花 勝巳 | 佐賀県佐賀市 | 1944年11月〜1951年1月 | — | 1回 |
| 9 | 汐ノ海 運右衛門 | 兵庫県姫路市 | 1947年6月〜1948年10月 1950年1月〜1951年5月 | — | — |
| 10 | 増位山 大志郎 | 兵庫県姫路市 | 1949年1月〜1950年1月 | — | 2回 |
| 11 | 三根山 隆司 | 東京都荒川区 | 1953年9月〜1955年5月 | — | 1回 |
| 12 | 大内山 平吉 | 茨城県ひたちなか市 | 1955年5月〜1957年1月 | — | — |
| 13 | 松登 晟郎 | 千葉県松戸市 | 1956年1月〜1958年11月 | — | — |
| 14 | 琴ヶ濱 貞雄 | 香川県観音寺市 | 1958年5月〜1962年11月 | 28場所 | — |
| 15 | 若羽黒 朋明 | 神奈川県横浜市 | 1959年11月〜1961年11月 | 13場所 | 1回 |
| 16 | 北葉山 英俊 | 北海道室蘭市 | 1961年7月〜1966年5月 | 30場所 | 1回 |
| 17 | 栃光 正之 | 熊本県天草市 | 1962年7月〜1966年1月 | 22場所 | — |
| 18 | 豊山 勝夫 | 新潟県新発田市 | 1963年3月〜1968年9月 | 34場所 | — |
| 19 | 清國 勝雄 | 秋田県湯沢市 | 1969年7月〜1974年1月 | 28場所 | 1回 |
| 20 | 前の山 太郎 | 大阪府守口市 | 1970年9月〜1972年3月 | 10場所 | — |
| 21 | 大麒麟 將能 | 佐賀県佐賀市 | 1970年11月〜1974年11月 | 25場所 | — |
| 22 | 貴ノ花 利彰 | 青森県弘前市 | 1972年11月〜1981年1月 | 50場所 | 2回 |
| 23 | 大受 久晃 | 北海道久遠郡せたな町 | 1973年9月〜1974年5月 | 5場所 | — |
| 24 | 魁傑 將晃 | 山口県岩国市 | 1975年3月〜1975年11月 1977年3月〜1977年9月 | 9場所 | 2回 |
| 25 | 旭國 斗雄 | 北海道上川郡愛別町 | 1976年5月〜1979年9月 | 21場所 | — |
| 26 | 増位山 太志郎 | 兵庫県姫路市 | 1980年3月〜1981年3月 | 7場所 | — |
| 27 | 琴風 豪規 | 三重県津市 | 1981年11月〜1985年5月 | 22場所 | 2回 |
| 28 | 若嶋津 六夫 | 鹿児島県熊毛郡中種子町 | 1983年1月〜1987年7月 | 28場所 | 2回 |
| 29 | 朝潮 太郎 | 高知県室戸市 | 1983年5月〜1989年3月 | 36場所 | 1回 |
| 30 | 北天佑 勝彦 | 北海道室蘭市 | 1983年7月〜1990年9月 | 44場所 | 2回 |
| 31 | 小錦 八十吉 | 米国ハワイ・オアフ島 | 1987年7月〜1993年11月 | 39場所 | 3回 |
| 32 | 霧島 一博 | 鹿児島県霧島市 | 1990年5月〜1992年11月 | 16場所 | 1回 |
| 33 | 貴ノ浪 貞博 | 青森県三沢市 | 1994年3月〜1999年11月 2000年3月〜2000年5月 | 37場所 | 2回 |
| 34 | 千代大海 龍二 | 大分県大分市 | 1999年3月〜2009年11月 | 65場所 | 3回 |
| 35 | 出島 武春 | 石川県金沢市 | 1999年9月〜2001年7月 | 12場所 | 1回 |
| 36 | 武双山 正士 | 茨城県水戸市 | 2000年5月〜2000年7月 2000年11月〜2004年11月 | 27場所 | 1回 |
| 37 | 雅山 哲士 | 茨城県水戸市 | 2000年7月〜2001年9月 | 8場所 | — |
| 38 | 魁皇 博之 | 福岡県直方市 | 2000年9月〜2011年7月 | 65場所 | 5回 |
| 39 | 栃東 大裕 | 東京都足立区 | 2002年1月〜2004年5月 2004年9月〜2004年11月 2005年3月〜2007年5月 | 31場所 | 3回 |
| 40 | 琴欧洲 勝紀 | ブルガリア・ベリコタロノボ | 2006年1月〜2013年11月 | 47場所 | 1回 |
| 41 | 琴光喜 啓司 | 愛知県岡崎市 | 2007年9月〜2010年7月 | 18場所 | 1回 |
| 42 | 把瑠都 凱斗 | エストニア・ラクヴェレ | 2010年5月〜2012年11月 | 15場所 | 1回 |
| 43 | 琴奨菊 和弘 | 福岡県柳川市 | 2011年11月〜2017年1月 | 32場所 | 1回 |
| 44 | 豪栄道 豪太郎 | 大阪府寝屋川市 | 2014年9月〜2020年1月 | 33場所 | 1回 |
| 45 | 高安 晃 | 茨城県土浦市 | 2017年7月〜2019年11月 | 15場所 | — |
| 46 | 栃ノ心 剛史 | ジョージア・ムツケタ | 2018年7月〜2019年3月 2019年7月〜2019年9月 | 7場所 | 1回 |
| 47 | 貴景勝 貴信 | 兵庫県芦屋市 | 2019年5月〜2019年7月 2019年11月〜2024年7月 | 30場所 | 4回 |
| 48 | 朝乃山 広暉 | 富山県富山市 | 2020年7月〜2021年7月 | 7場所 | 1回 |
| 49 | 正代 直也 | 熊本県宇土市 | 2020年11月〜2022年11月 | 13場所 | 1回 |
| 50 | 御嶽海 久司 | 長野県木曽郡上松町 | 2022年3月〜2022年9月 | 4場所 | 3回 |
| 51 | 霧島 鐵力 | モンゴル・ドルノドゥ | 2023年7月〜2024年5月 2026年5月〜2026年9月(現役) | 9場所 | 3回 |
| 52 | 琴櫻 将傑 | 千葉県松戸市 | 2024年3月〜2026年9月(現役) | 16場所 | 1回 |
| 53 | 安青錦 新大 | ウクライナ・ヴィンニツャ | 2026年1月〜2026年5月 2026年9月〜2026年9月(現役) | 4場所 | 3回 |
四股名・出身・在位期間・優勝回数は協会の「歴代大関」一覧によります(2026年10月8日に確認)。在位場所数は1958年以降に大関になった力士だけを数え、それより前は「—」としました。稀勢の里・照ノ富士・大の里・豊昇龍のように大関から横綱に上がった力士は、この一覧に載っていません。朝乃山のように大関から落ちて、いまも幕内で取る力士もいます。
外国出身の大関は6人
協会の一覧の53人のうち、外国出身は小錦・琴欧洲・把瑠都・栃ノ心・霧島・安青錦の6人です。
出身はアメリカ(ハワイ)・ブルガリア・エストニア・ジョージア・モンゴル・ウクライナで、6人とも国が違います。このうち霧島と安青錦は現役です。モンゴル出身で大関から横綱に上がった力士は横綱の一覧に入るため、ここには含まれません。
大関の歴史と語源|もとは力士の最高位
大関はもともと力士の最高位で、明治に横綱が番付上の地位になってから、その下の地位になりました。
デジタル大辞泉は大関を「横綱に次ぐ地位」とし、近世には力士の最高位だったと説明しています。横綱はもと、綱を締めて土俵入りすることを許された大関の称号で、番付に「横綱」と初めて書かれたのは1890年の西ノ海です(コトバンク「横綱」)。陥落の決まりも時代で変わっています。Wikipedia「大関」によると、1927年からは2場所続けて負け越すと陥落、1958年からは3場所連続の負け越しで陥落となり、1969年七月場所から今の「2場所連続の負け越しで関脇へ、直後の場所で10勝すれば復帰」になりました。
横綱大関と張出大関
大関が2人そろわないと横綱が「横綱大関」を兼ね、3人以上いると、かつては「張出大関」として欄外に書かれました。
張出は1994年七月場所で廃止され、今は大関が3人以上いても枚数を増やして並べます(Wikipedia「張出」)。九月場所の安青錦が「東大関(大関の2枚目)」なのはこのためです。大関の人数に定員はなく、最も多かったのは2012年五月場所の6人です。
大関についてよくある質問
Q. 大関は何人までなれますか?
A. 定員はありません。最も多かったのは2012年五月場所の6人です。令和8年九月場所の番付では霧島・琴櫻・安青錦の3人でした。
Q. 三役で33勝すれば必ず大関になれますか?
A. なれるとは限りません。33勝は報道や慣例の目安で、協会の規定ではありません。昇進は番付編成会議と理事会が決めます。最近昇進した6人は33勝か34勝でした。
Q. かど番とは何ですか?
A. 大関が負け越した次の場所のことです。この場所でも負け越すと関脇に落ちます。勝ち越せば「かど番脱出」で大関に残ります。漢字では「角番」と書き、囲碁や将棋の7番勝負が語源です。
Q. 大関から陥落しても戻れますか?
A. 戻れます。陥落した直後の場所に関脇で10勝以上を挙げれば、翌場所に大関へ戻れます(1969年七月場所からの運用で7人8例)。この機会を逃しても、霧島のように好成績を重ねて通常の昇進で戻った例があります。
Q. 大関と横綱は何が違いますか?
A. 大関は2場所続けて負け越すと関脇に落ちますが、横綱は落ちません。昇進も、大関は番付編成会議と理事会、横綱は横綱審議委員会の答申を経て決まります。
Q. 大関の給料はいくらですか?
A. 月給250万円です。2027年1月の初場所から275万円に上がります。関脇・小結より月70万円多い額です。
Q. 大関在位がいちばん短い力士は誰ですか?
A. 協会公式クイズによると、昭和以降で最も短いのは五ッ嶋の2場所です。新大関の場所を5勝5敗5休、翌場所を7勝8敗で終えて陥落しました。
Q. 次の番付で大関は変わりますか?
A. 十一月場所(九州場所)の番付は2026年10月26日に発表されます。九月場所で大関3人はそろって勝ち越したため、かど番の大関はいません。新しい大関が生まれるかどうかは、発表の番付で確かめてください。
まとめ|大関の要点
大関は横綱に次ぐ三役の最上位で、令和8年九月場所の番付では霧島・琴櫻・安青錦の3人が務めています。
- 大関は横綱の次の地位。昇進は番付編成会議と理事会が決める
- 「三役で3場所33勝」は目安。最近の6人は33〜34勝で、平幕の場所を含む例もある
- 2場所続けて負け越すと関脇へ陥落。負け越した次の場所が「かど番」
- 陥落直後の場所に関脇で10勝すれば1場所で復帰できる(7人8例)
- 横綱は落ちないが、大関は落ちる
- 月給は250万円で、2027年1月から275万円
- 在位最長は千代大海と魁皇の65場所。協会の歴代大関一覧は53人
十一月場所の番付は10月26日に発表されます。大関の顔ぶれが変わったら、この記事の「現在の大関」も更新します。
参考情報
- 日本相撲協会 番付表(令和8年九月場所)
- 日本相撲協会 番付トピックス
- 日本相撲協会「歴代大関」
- 日本相撲協会 定款
- 日本相撲協会 大相撲クイズNo.1071
- 日本相撲協会 大相撲クイズNo.1361
- 日本相撲協会 力士プロフィール「霧島 鐵力」
- 日本相撲協会 力士プロフィール「琴櫻 将傑」
- 日本相撲協会 力士プロフィール「安青錦 新大」
- 日本相撲協会 お知らせ(霧島の大関昇進・2023年)
- 日本相撲協会 お知らせ(琴ノ若の大関昇進)
- 日本相撲協会 お知らせ(安青錦の大関昇進)
- 日本相撲協会 お知らせ(霧島の大関昇進・2026年)
- 日本相撲協会 本場所・巡業日程
- 熊本日日新聞(共同通信配信・2026年9月27日)
- 熊本日日新聞(共同通信配信・2026年9月11日)
- 熊本日日新聞(共同通信配信・2026年7月22日)
- 熊本日日新聞(共同通信配信・2026年7月26日)
- 熊本日日新聞(共同通信配信・2026年7月30日)
- デイリースポーツ(2026年7月27日)
- 秋田魁新報(共同通信配信・2026年4月27日)
- 秋田魁新報(共同通信配信・2026年3月22日)
- nippon.com(2022年12月28日)
- マネーポスト(2024年9月22日)
- コトバンク「大関」
- コトバンク「横綱」
- Wikipedia「大関」
- Wikipedia「大相撲の在位記録」

