一山本大生(いちやまもと だいき)は、放駒部屋に所属する北海道岩内町出身の幕内力士です。1993年10月1日生まれの33歳で、本名は山本大生。中央大学を卒業して北海道福島町の役場に勤めたあと、23歳で角界に入りました。2026年9月場所の番付では、北海道出身でただ1人の関取です。最高位は2026年1月場所の東前頭筆頭で、金星1個、敢闘賞2回、十両優勝2回を挙げています。
この記事の数字について
通算成績と受賞歴は、日本相撲協会公式 力士プロフィール「一山本 大生」の「令和八年九月場所千秋楽時点」の値です。場所ごとの番付と成績は相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計を使い、通算と幕内の数字が協会公式と一致することを確かめています。九州場所(2026年11月8日初日)の番付は、2026年10月13日時点でまだ発表されていません。
この記事でわかること
- 一山本の読み方・本名・年齢・出身・所属部屋
- しこ名に「一」が付いている理由
- 町役場の職員から23歳で角界に入るまでの経緯
- 序ノ口から前頭筆頭までの番付の歩み
- 2024年から2026年9月場所までの場所ごとの成績
- 金星・敢闘賞・十両優勝と、決まり手の割合
- 若隆景のファンとしての一面と、結婚について報じられたこと
一山本とは|読み方・本名・年齢・出身の基本プロフィール
一山本は「いちやまもと」と読みます。北海道岩内町出身で放駒部屋の33歳、2026年9月場所は西前頭六枚目です。
協会公式プロフィールの基本情報は次のとおりです。和暦の日付には西暦を添えています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| しこ名 | 一山本 大生(いちやまもと だいき) |
| 本名 | 山本 大生 |
| 生年月日 | 1993年(平成5年)10月1日(2026年10月13日時点で33歳) |
| 出身地 | 北海道岩内郡岩内町 |
| 身長・体重 | 190.0cm・160.0kg |
| 所属部屋 | 放駒部屋 |
| 得意技 | 突き・押し |
| 初土俵 | 2017年(平成29年)1月場所 |
| 新十両 | 2019年(令和元年)7月場所 |
| 新入幕 | 2021年(令和3年)7月場所 |
| 最高位 | 前頭筆頭 |
| 2026年9月場所の番付 | 西前頭六枚目 |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「一山本 大生」(2026年10月13日取得)
ほかの関取の読み方や所属部屋は現役力士一覧に、幕内の顔ぶれは幕内力士一覧にまとめています。
読み方は「いちやまもと」、本名は山本大生(だいき)
しこ名は本名の「山本」の上に「一」を付けた形で、下の名前は本名の「大生」をそのまま使っています。
Google広告のキーワードプランナーで見た月間検索数(2026年10月13日取得、直近12か月の月平均)は、「一山本」が40,500、「一山本 大生」が6,600でした。「一山本」の検索は本場所のある月に増え、東前頭筆頭だった2026年1月は135,000でした。
北海道岩内町の出身、2026年9月場所の北海道出身の関取は1人だけ
2026年9月場所の幕内と十両には、北海道出身の力士が一山本のほかにいません。「道産子唯一の関取」です。
相撲レファレンスの2026年9月場所の番付で出身地を見ると、北海道出身で最も番付が上なのは一山本で、次は幕下の力士です。北海道新聞(2026年5月3日)も「道産子唯一の関取」と書いています。出身地の岩内町は、町の公式サイトで場所ごとに応援の記事を出しています(岩内町公式サイト)。所属は放駒部屋|入門した二所ノ関部屋が代替わりで改称
部屋を移ったのではありません。入門した二所ノ関部屋を元関脇玉乃島の放駒親方が継ぎ、名前が変わりました。
2021年11月場所の番付では所属が「二所ノ関」、2022年1月場所からは「放駒」です(相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計)。日刊ゲンダイは、元大関若嶋津の停年を前に、部屋付きの放駒親方(元関脇玉乃島)が部屋を継いだ経緯を伝えています。部屋は東京都足立区六町にあり、2026年10月時点の関取は一山本1人です(日本相撲協会公式「放駒部屋」)。入門のときの師匠だった元大関若嶋津の日高六男さんは、2026年3月15日に69歳で亡くなりました(秋田魁新報(共同通信配信、2026年3月15日))。中日スポーツ(2026年3月16日)によると、先代の教えは「前に出ろ」で、一山本は「拾ってもらって、ありがとうございます」と感謝を語っています。
四股名「一山本」の由来|本名の山本に画数のため「一」を足した
しこ名は大学相撲部のOB会長が付けました。「山本」のままでは画数が良くないので「一」を足したと本人が話しています。
付けたのは中央大学相撲部のOB会長、理由は画数
付けた人は中央大学相撲部のOB会長で、「一」を加えたのは姓名の画数を整えるためです。
デイリースポーツ(2019年5月29日)で本人は「相撲部のOB会長に付けていただいた」と話し、文藝春秋(2022年12月8日)では「そのままでは画数が良くないとのことで“一”を加えた」と説明しています。OB会長の名前や画数の数え方は主要紙と協会の資料で確かめられなかったため、この記事では書きません。しこ名は入門から一度も変わっていない
協会公式のしこ名履歴は「一山本」の1つだけです。2017年1月の初土俵から同じしこ名で土俵に上がっています。
相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計の記録も「Ichiyamamoto Daiki」の1つだけです。英語の表記は「Ichiyamamoto」で、この記事のURLもそれに合わせています。公務員から角界へ|福島町役場の教育委員会を辞めて23歳で入門
中央大学を出て北海道福島町の役場に勤め、入門できる年齢の制限が緩められたのを機に、23歳で角界に入りました。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 8歳 | 相撲を始める(協会の力士アンケート) |
| 高校 | 大野農業高校(北海道北斗市) |
| 大学 | 中央大学相撲部 |
| 卒業後 | 北海道福島町役場に就職、教育委員会で勤務 |
| 2017年1月場所 | 二所ノ関部屋(師匠は元大関若嶋津)から初土俵。23歳 |
| 2019年7月場所 | 新十両。初土俵から2年半で関取に |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「力士アンケート」・北海道新聞(2025年5月9日)・文藝春秋(2022年12月8日)・デイリースポーツ(2019年5月29日)(2026年10月13日取得)
学生時代の個人タイトルは、日本相撲連盟の試合記録(平成20〜28年度)を調べた範囲では見つかりませんでした。学生やアマチュアの大会の種類は相撲の大会とはで解説しています。
役場では学校とのやりとりの事務、子どもには「山本先生」
教育委員会で学校とのやりとりなどの事務をこなし、仕事のあとは町の記念館で子どもたちに相撲を教えていました。
中日スポーツ(2023年11月7日)で本人は「パソコンに向かって仕事してました」と振り返っています。文藝春秋(2022年12月8日)によると、教えていた場所は福島町の「横綱千代の山・千代の富士記念館」で、子どもたちから「山本先生」と呼ばれていました。子どもたちの頑張る姿を見て「もう一回、挑戦してみようと思えた」ことが、入門を決めるきっかけになったと話しています(中日スポーツ(2023年11月7日))。入門年齢の制限の緩和で挑戦、この制度で初めての関取に
中日スポーツは、一山本を入門年齢の制限緩和が適用された第1号と伝えています。関取になったのもこの制度で初めてです。
中日スポーツ(2023年11月26日)は「年齢制限緩和適用の第1号として、23歳2カ月で角界入り」と書いています。デイリースポーツ(2019年5月29日)も、この制度を使って入門した力士で初の関取になったと報じ、「“脱サラ”して転職し、2年半で関取」と伝えました。年齢制限の緩和にはいくつかの種類があり、制度の細かな条件は協会の公式資料で確かめられなかったため、この記事では報道の表現にとどめます。勤めていたのは「岩内町役場」ではなく福島町役場
出身地は岩内町ですが、勤めていたのは同じ北海道の福島町の役場です。岩内町と福島町は別の町です。
| 項目 | 町 | 出典 |
|---|---|---|
| 生まれ育った町(出身地) | 北海道岩内郡岩内町 | 協会公式プロフィール |
| 勤めていた役場 | 北海道福島町役場(教育委員会) | デイリースポーツ・文藝春秋・中日スポーツ |
| 子どもに相撲を教えた場所 | 福島町の横綱千代の山・千代の富士記念館 | 文藝春秋 |
| 応援・後援会 | 岩内町(一山本岩内後援会) | 岩内町公式サイト |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「一山本 大生」・デイリースポーツ(2019年5月29日)・文藝春秋(2022年12月8日)・中日スポーツ(2023年11月7日)・岩内町公式サイト(2026年10月13日取得)
福島町役場の教育委員会に勤めていたことは、デイリースポーツ(2019年5月29日)・文藝春秋(2022年12月8日)・中日スポーツ(2023年11月7日)の3つの媒体で一致しています。岩内町の公式サイトにある一山本の記事は、場所ごとの応援と後援会の案内で、町職員時代の記述はありません(岩内町公式サイト)。
番付の歩み|初土俵から新入幕まで4年半、最高位は前頭筆頭
2017年1月の初土俵から4年半で新入幕を果たしました。最高位は2026年1月場所の東前頭筆頭です。
| 場所 | 番付 | 成績 | できごと |
|---|---|---|---|
| 2017年1月 | 前相撲 | 3勝0敗 | 初土俵 |
| 2017年3月 | 東序ノ口十五枚目 | 7勝0敗 | 序ノ口優勝 |
| 2019年7月 | 東十両十三枚目 | 9勝6敗 | 新十両 |
| 2019年11月 | 西十両六枚目 | 0勝2敗13休 | けがで休場し、幕下へ |
| 2021年3月 | 西十両十四枚目 | 10勝5敗 | 十両に戻る |
| 2021年7月 | 東前頭十七枚目 | 8勝7敗 | 新入幕 |
| 2021年11月 | 西十両四枚目 | 13勝2敗 | 十両優勝(1回目) |
| 2023年9月 | 西十両七枚目 | 13勝2敗 | 十両優勝(2回目) |
| 2023年11月 | 西前頭十四枚目 | 11勝4敗 | 敢闘賞・幕内準優勝 |
| 2026年1月 | 東前頭筆頭 | 4勝11敗 | 最高位 |
※出典:相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計・日本相撲協会公式 力士プロフィール「一山本 大生」(2026年10月13日取得)
新十両は2019年7月場所、けがの休場で幕下に落ちて出直し
2019年7月場所で関取になりましたが、11月場所を休場して幕下へ落ち、十両に戻るまで1年余りかかりました。
2019年11月場所は2日目までに2敗し、3日目から休場しました。続く2020年1月場所も全休し、3月場所は西幕下四十五枚目まで下がっています(相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計)。そこから幕下で4場所続けて勝ち越し、2021年3月場所で十両に戻り、2場所続けて10勝5敗を挙げて7月場所で新入幕を果たしました。
十両に2度落ち、2度とも十両優勝で幕内へ戻った
幕内から十両へ2回落ちていますが、どちらも十両で13勝2敗の優勝を挙げて幕内に戻っています。
1回目は新入幕の翌場所に4勝11敗と負け越して落ち、2021年11月場所で優勝しました。2回目は2023年3月・5月場所に続けて4勝11敗で十両に落ち、9月場所に西十両七枚目で優勝しています。日本経済新聞(共同通信配信、2023年9月24日)は、この優勝を「2021年九州場所以来2度目」と伝えました。十両優勝のあと、9月27日には故郷の岩内町を訪れています(岩内町公式サイト)。
2026年1月場所の東前頭筆頭が最高位、三役には届いていない
2025年11月場所で敢闘賞を取り、2026年1月場所で東前頭筆頭に上がりましたが、4勝11敗で三役は逃しました。
北海道新聞(2025年12月22日)は、この番付を受けて、勝ち越せば「33年ぶりの北海道勢新三役力士」になると報じました。場所は初日から横綱・大関との対戦が続き、9日目に負け越しが決まっています(北海道新聞(2026年1月19日))。前頭筆頭は三役のすぐ下の地位で、琴栄峰も同じ地位まで上がっています。番付の仕組みは番付とはで解説しています。最近の成績|2026年九月場所は西前頭6枚目で4勝11敗
2026年9月場所は西前頭六枚目で4勝11敗でした。2026年は5場所のうち勝ち越しが3月場所の1回だけです。
「一山本の今日の結果」を探している方へ。2026年9月場所は9月27日に終わり、次の本場所は11月8日初日の九州場所です。場所中のその日の勝敗は取組結果の速報と星取表の見方で確かめられます。2024年からの番付と成績は次のとおりです。
| 場所 | 番付 | 成績 | できごと |
|---|---|---|---|
| 2024年1月 | 東前頭七枚目 | 5勝10敗 | — |
| 2024年3月 | 東前頭十一枚目 | 7勝8敗 | — |
| 2024年5月 | 東前頭十二枚目 | 8勝7敗 | — |
| 2024年7月 | 東前頭十一枚目 | 8勝7敗 | 若隆景と初対戦で勝利 |
| 2024年9月 | 東前頭九枚目 | 7勝8敗 | — |
| 2024年11月 | 東前頭十枚目 | 8勝7敗 | — |
| 2025年1月 | 西前頭六枚目 | 8勝7敗 | — |
| 2025年3月 | 西前頭四枚目 | 7勝8敗 | 豊昇龍から金星 |
| 2025年5月 | 西前頭四枚目 | 5勝10敗 | — |
| 2025年7月 | 西前頭八枚目 | 9勝6敗 | 一時単独首位 |
| 2025年9月 | 西前頭五枚目 | 4勝11敗 | — |
| 2025年11月 | 東前頭八枚目 | 11勝4敗 | 敢闘賞(2回目) |
| 2026年1月 | 東前頭筆頭 | 4勝11敗 | 最高位 |
| 2026年3月 | 東前頭六枚目 | 9勝6敗 | — |
| 2026年5月 | 西前頭二枚目 | 6勝9敗 | — |
| 2026年7月 | 西前頭四枚目 | 6勝9敗 | — |
| 2026年9月 | 西前頭六枚目 | 4勝11敗 | 初日から6連敗 |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「過去の星取表」・相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計(2026年10月13日取得)
2026年9月場所は初日から6連敗、3場所続けての負け越し
9月場所は初日から6連敗し、7日目に初白星を挙げました。千秋楽は白星で終え、4勝11敗でした。
協会公式の星取表では、初日の朝乃山戦から6日目の尊富士戦まで黒星が続き、7日目の錦富士戦で初めて勝っています(日本相撲協会公式 力士プロフィール「過去の星取表」)。北海道新聞(2026年9月17日)は5日目の時点で「21場所ぶりの5連敗」と伝え、北海道新聞(2026年9月27日)は「4勝11敗 千秋楽は白星」と報じました。7月場所、5月場所に続く3場所連続の負け越しです。優勝は横綱・大の里で、場所の結果は秋場所千秋楽のまとめにあります。
九州場所(11月8日〜22日)の番付は10月13日時点で未発表
九州場所の番付は2026年10月13日時点で未発表です。西前頭六枚目で4勝11敗だったため、番付は下がる見込みです。
九州場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで行われます。会場や日程は九州場所2026の観戦ガイド、番付の上がり下がりの目安は番付予想で扱っています。9月28日には母校の大野農業高校を訪れ、九州場所へ向けて「来場所は優勝争いに絡む」と話しました(北海道新聞(2026年9月28日))。番付が発表されたら、この記事に追記します。
通算成績と受賞歴|敢闘賞2回・金星1個・十両優勝2回
通算は354勝313敗28休(58場所)です。三賞は敢闘賞が2回、金星が1個、各段の優勝は十両2回と序ノ口1回です。
| 項目 | 回数・数字 |
|---|---|
| 幕内優勝 | 0回 |
| 十両優勝 | 2回(2021年11月・2023年9月) |
| 序ノ口優勝 | 1回(2017年3月) |
| 幕下・三段目・序二段の優勝 | 0回 |
| 殊勲賞 | 0回 |
| 敢闘賞 | 2回(2023年11月・2025年11月) |
| 技能賞 | 0回 |
| 金星 | 1個(2025年3月・豊昇龍) |
| 生涯戦歴 | 354勝313敗28休(58場所) |
| 幕内戦歴 | 197勝232敗6休(29場所) |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「戦歴・受賞歴」(令和八年九月場所千秋楽時点、2026年10月13日取得)。優勝・受賞の場所は相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計
| 地位 | 場所数 | 成績 |
|---|---|---|
| 幕内 | 29 | 197勝232敗6休 |
| 十両 | 8 | 68勝37敗15休 |
| 幕下 | 17 | 70勝42敗7休 |
| 三段目 | 1 | 6勝1敗 |
| 序二段 | 1 | 6勝1敗 |
| 序ノ口 | 1 | 7勝0敗 |
※出典:相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計(2026年10月13日取得)。合計は協会公式の354勝313敗28休と一致。前相撲の3勝は含まない
金星は2025年3月場所、新横綱・豊昇龍をすくい投げ
ただ1つの金星は、2025年3月場所9日目に新横綱の豊昇龍から挙げたものです。決まり手はすくい投げでした。
西前頭四枚目で迎えた初顔合わせで、東京スポーツ(2025年3月18日)は、左を深く差された一山本がすくい投げで豊昇龍をあおむけにしたと伝えています。北海道新聞(2025年5月19日)は「道内出身力士として41年ぶりの金星」と書きました。翌5月場所の再戦でははたき込まれて敗れています。対戦相手の横綱については豊昇龍とはを参照してください。
金星を取った感想は「給料が増えるなあ」
北海道新聞(2025年12月31日)のインタビューで、金星の感想を聞かれた一山本は「給料が増えるなあ、ぐらいのものです」と笑って答えています。
敢闘賞は2023年11月場所と2025年11月場所、どちらも11勝
敢闘賞は2回とも11月場所で、どちらも11勝4敗です。1回目は幕内準優勝、2回目は8連勝を含む成績でした。
1回目の2023年11月場所は西前頭十四枚目で、千秋楽に金峰山をはたき込んで11勝目を挙げ、初めての三賞を手にしました。本人は「めちゃくちゃ緊張しました」と話しています(東京スポーツ(2023年11月26日))。2回目の2025年11月場所は東前頭八枚目で、北海道新聞(2025年11月24日)は「12場所ぶり2度目の三賞」と伝えています。
幕内29場所で勝ち越しは12場所
幕内の29場所のうち、勝ち越したのは12場所、負け越したのは17場所です。8勝7敗の勝ち越しが7回あります。
幕内の通算は197勝232敗6休で、勝率は4割6分です(日本相撲協会公式 力士プロフィール「戦歴・受賞歴」)。2024年5月場所から2025年1月場所までは、5場所で4回勝ち越して幕内の中ほどに定着しました。2025年7月場所は、中央大学の後輩・豪ノ山を引き落として勝ち越し一番乗りを決め、一時は単独首位に立っています(北海道新聞(2025年7月21日))。
相撲の特徴|突き押しが持ち味、通算の勝ち技は押し出しが27%
得意技は突き・押しです。通算354勝のうち押し出しが97勝(27.4%)で最も多く、突き出しと合わせると37%です。
※出典:相撲レファレンスの決まり手集計(通算354勝が分母。不戦勝1を含む、2026年10月13日取得)
| 決まり手 | 白星に占める割合 |
|---|---|
| 押し出し | 35% |
| 寄り切り | 15% |
| 引き落とし | 13% |
| その他 | 37% |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「決まり手の傾向」(過去6場所の取組結果に基づく。90取組40勝、2026年10月13日取得)
2つの表は分母が違います
上の表は相撲レファレンスが集計した通算354勝が分母、下の表は協会公式の「過去6場所」90取組40勝が分母です。2025年11月場所から2026年9月場所までの6場所の白星を足すと40勝になり、協会の数字と合います。どちらの表でも押し出しがいちばん多い決まり手です。
引き技は通算の白星の24.6%、2025年は「引くことが減った」
叩き込みと引き落としを合わせると87勝で、通算の白星の24.6%です。北海道新聞は2025年に引きが減ったと評しました。
通算では叩き込みが60勝で、寄り切りの45勝より多くなっています(相撲レファレンスの決まり手集計)。北海道新聞(2025年12月31日)は2025年の一山本について「引くことが減った」と伝え、本人は「しっかり自分から攻めることが大事」と話しています。負けた一番の決まり手は押し出しが111で最も多くなっています。
身長190cm・体重160kgの体を生かした突き押し
協会公式の身長は190.0cm、体重は160.0kgです。長身から鋭い立ち合いで突き放す相撲が持ち味です。
北海道新聞(2026年7月24日)は、一山本の相撲を「鋭い立ち合いからの突き押し」と書いています。一方、2026年7月場所13日目に狼雅に下手投げで敗れた一番のように、突き押しを封じられて組まれると苦しくなります。相撲レファレンスでは身長188cm・体重154kg(2025年5月)と記録されていますが、この記事では協会公式の数字を使っています。人柄と私生活|若隆景の大ファン、結婚の報道はない
若隆景の大ファンとして知られ、グッズは約40点を持っています。結婚は2023年11月時点で独身と本人が答えています。
若隆景のグッズを約40点、初対戦で勝った懸賞袋が宝物
協会の力士アンケートで、趣味に「若隆景グッズ集め」、相撲界でNo.1だと思うことに「若隆景のグッズの多さ」と答えています。
中日スポーツ(2024年8月10日)によると、協会の公式通販で若隆景のグッズを約40点買いそろえました。2024年7月場所12日目に初めて若隆景と対戦して上手投げで勝ち、取組名の入った懸賞袋を宝物にしています。本人は「他のファンは持ってないでしょ」と話しました。座右の銘は「推しは推せる時に推せ」です(日本相撲協会公式 力士プロフィール「力士アンケート」)。若隆景本人については若隆景とは、グッズの買い方は相撲グッズはどこで買える?で紹介しています。一山本は結婚している?2023年11月時点で独身と本人
2023年11月の取材で本人が独身で結婚の予定もないと答えています。その後の結婚の報道は見当たりません。
中日スポーツ(2023年11月7日)の取材に、一山本は「全然もてない」と話し、独身で予定もないと答えていました。2026年10月13日時点で、主要紙・スポーツ紙・北海道新聞を調べた範囲では、結婚や子どもについての報道は見つかりませんでした。検索では「一山本 結婚」「一山本 妻」が調べられていますが、報じられていないことはこの記事では書きません。地元・岩内町の応援|場所ごとの応援記事と後援会
岩内町は場所のたびに町の公式サイトで応援の記事を出し、「一山本岩内後援会」の入会も案内しています。
岩内町公式サイトの記事は、場所の前の「間もなく開幕」と場所後のお礼の2本立てで、2022年9月から続いています。2025年6月には町で握手会が開かれ、2025年5月には役場庁舎の懸垂幕も新しくなりました。北海道新聞(2026年5月3日)によると、本場所中は町の中心部にのぼりが立ち、防災無線で応援の放送も流れます。一山本についてよくある質問
一山本は「いちやまもと」と読む放駒部屋の33歳の幕内力士で、元公務員、最高位は前頭筆頭です。
Q. 一山本の読み方と本名は?
A. しこ名は「いちやまもと だいき」と読み、本名は山本大生です(日本相撲協会公式プロフィール)。本名の「山本」に「一」を足したしこ名で、下の名前は本名の「大生」をそのまま使っています。英語では「Ichiyamamoto」と書きます。
Q. 一山本は何歳で、出身はどこですか?
A. 1993年10月1日生まれで、2026年10月13日時点で33歳です。出身は北海道岩内郡岩内町です。初土俵は23歳の2017年1月場所、新入幕は27歳の2021年7月場所、最高位の前頭筆頭は32歳の2026年1月場所でした。
Q. 一山本が公務員だったのは本当ですか?
A. 本当です。中央大学を卒業後、北海道福島町の役場に就職し、教育委員会で学校とのやりとりなどの事務をしていました(デイリースポーツ・文藝春秋・中日スポーツ)。勤め先は出身地の岩内町ではなく福島町です。入門年齢の制限緩和を受けて、23歳で役場を辞めて角界に入りました。
Q. しこ名の「一」にはどんな意味がありますか?
A. 本人によると、中央大学相撲部のOB会長が付けたしこ名で、「山本」のままでは画数が良くないので「一」を加えたものです(デイリースポーツ2019年5月29日、文藝春秋2022年12月8日)。入門から一度も改名していません。
Q. 一山本の最高位は?三役になったことはありますか?
A. 最高位は2026年1月場所の東前頭筆頭です。三役(小結・関脇・大関)にはまだ上がっていません。前頭筆頭の場所は4勝11敗で、北海道新聞が「33年ぶりの北海道勢新三役」がかかると報じた場所でした。2025年末のインタビューでは、2026年の目標に三役昇進を挙げています。
Q. 一山本は結婚していますか?
A. 2023年11月の中日スポーツの取材に、独身で結婚の予定はないと答えています。2026年10月13日時点で、その後に結婚や子どもについて報じた記事は見つかっていません。
Q. 一山本の部屋が変わったのはなぜですか?
A. 移籍したのではなく、入門した二所ノ関部屋の代替わりで部屋の名前が変わったためです。師匠の元大関若嶋津の停年を前に、部屋付きだった放駒親方(元関脇玉乃島)が部屋を継ぎ、2022年1月場所の番付から「放駒部屋」になりました。
まとめ|一山本は元公務員の道産子関取、三役を目指す33歳
一山本は北海道福島町の役場職員から23歳で入門し、前頭筆頭まで上がった33歳の道産子関取です。
2017年1月に初土俵を踏み、けがで幕下へ落ちながらも2021年7月場所で新入幕。十両へ2度落ちてもそのたびに十両優勝で戻り、2025年には新横綱・豊昇龍から金星を挙げ、敢闘賞も2回取りました。2026年は1月場所の前頭筆頭で三役を逃し、9月場所は4勝11敗と苦しい1年ですが、本人は九州場所へ向けて「優勝争いに絡む」と話しています。
九州場所の番付が出たら、この記事の成績の表に追記します。ほかの力士の読み方や番付は現役力士一覧、本場所中の結果は取組結果の速報からたどれます。2026年9月場所の初日に対戦した元大関朝乃山の歩みもあわせて読めます。

