2026年の大相撲名古屋場所が、7月12日(日)に初日を迎えます。今場所から会場は新装なったIGアリーナ(愛知・名古屋)に移り、入場券は早々に完売、懸賞の申し込みは地方場所最多を更新する3504本にのぼったと報じられています。番付には横綱・大関が2人ずつ並ぶ重厚な顔ぶれがそろう一方、上位陣には休場明けの力士が多く、波乱含みの15日間になりそうです。この記事では、初日を前にした見どころを報道ベースで整理します。
この記事でわかること
- 名古屋場所2026の基本情報(新会場IGアリーナ・日程・懸賞3504本)
- 横綱2人・大関2人・関脇4人という番付上位の顔ぶれ
- 今場所最大の焦点=大関・霧島の「2度目の綱取り」の条件
- 休場明けの両横綱、豊昇龍と大の里が抱える不安
- 優勝争いの本命・対抗と、注目の上り調子の若手
名古屋場所2026の基本情報|新会場IGアリーナで初日
大相撲名古屋場所(七月場所)は、7月12日(日)が初日、7月26日(日)が千秋楽の15日間で行われます。長く親しまれた旧・愛知県体育館に代わり、今場所からは新会場IGアリーナが舞台となります。新しい器での初めての本場所ということもあって注目度は高く、報道によれば入場券は完売、懸賞の申し込み本数は3504本と地方場所の最多を更新したとされています。盛夏の名古屋で、賜杯が誰の手に渡るのかに関心が集まっています。
日程・会場・チケットの盛況ぶり
本場所は日曜初日・日曜千秋楽の標準的な日程です。会場が新しくなった初年度は、施設の話題性も加わって観客の関心が高まりやすく、懸賞本数の増加はスポンサー各社の期待の表れとみられます。単なる番付の消化ではなく、綱取りや横綱の復調といった明確なストーリーが複数あることも、盛り上がりを後押ししていると考えられます。
番付上位の顔ぶれ|横綱2人・大関2人の重厚な布陣
まずは今場所の番付上位を確認します。横綱と大関がそれぞれ2人ずつ在位し、三役は関脇が4人という厚みのある構成です。日本相撲協会公式サイトやスポーツ各紙の報道をもとに整理すると、上位陣は次のようになっています。
| 地位 | 東 | 西 | 先場所(夏場所)の主な状況 |
|---|---|---|---|
| 横綱 | 豊昇龍 | 大の里 | 両横綱とも途中休場・全休からの復帰 |
| 大関 | 霧島 | 琴櫻 | 霧島は12勝3敗で準優勝/琴櫻は負け越しでカド番 |
| 関脇 | 若隆景・熱海富士・琴勝峰・安青錦 ら4人 | 若隆景は先場所優勝で再び関脇へ | |
| 小結 | 義ノ富士(新小結)・王鵬 ら | 義ノ富士は初の三役 | |
横綱・大関の4人はいずれも実績十分ですが、そのうち3人(両横綱と琴櫻)が先場所に休場や負け越しを経験しており、盤石とは言い切れないのが今場所の特徴です。だからこそ、下から突き上げる関脇・小結陣にもチャンスが巡ってきます。
三役は関脇4人の激戦区
報道によれば、関脇が4人並ぶのは11場所ぶりとされ、三役の層の厚さがうかがえます。先場所で優勝した若隆景が再び関脇に座り、勢いのある熱海富士や琴勝峰、さらに大関経験を持つとされる安青錦らが顔をそろえます。小結には新三役の義ノ富士が入り、上位挑戦の機会を得ました。上位陣が万全でない今場所は、この三役グループが優勝争いに絡む展開も十分に考えられます。
最大の焦点|大関・霧島の「2度目の綱取り」
今場所最大のトピックは、東大関・霧島の綱取りです。先場所(夏場所)は12勝3敗の好成績を挙げ、優勝決定戦で若隆景に敗れて準優勝。この結果を受け、今場所は横綱昇進をかけた大一番の場所と位置づけられています。霧島にとっては過去にも綱取りの機会があり、報道では「2度目の挑戦」と表現されています。
昇進の内規と今場所の条件
横綱昇進の目安となる内規は、一般に「大関で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」とされています。霧島の先場所(12勝での準優勝)は「準ずる成績」と受け止められる余地があるため、今場所で高いレベルの優勝を果たせば、横綱審議委員会の推薦対象になる可能性が高いとみられます。以下は、今場所の成績別に綱取りの見通しを整理したものです(いずれも報道や過去の慣例を踏まえた見通しであり、最終判断は横審・協会に委ねられます)。
| 今場所の霧島の成績(目安) | 綱取りの見通し |
|---|---|
| 13〜14勝以上で優勝 | 2場所連続に準じる好内容と評価され、推薦対象になる公算が大きい |
| 12勝前後で優勝または優勝争い | 「準ずる成績」の議論となり、内容次第で見送りの可能性も |
| 11勝以下 | 綱取りはいったん白紙、来場所以降に持ち越しとみられる |
つまり霧島にとっては、「優勝」に限りなく近い成績が求められる場所です。星ひとつの重みが特に大きく、序盤から取りこぼしができない緊張感のある15日間になります。
若隆景・両横綱が立ちはだかる
綱取りの前に立ちはだかるのが、先場所で霧島を決定戦で下した若隆景、そして復調をねらう両横綱です。特に横綱との直接対決は、霧島の優勝の行方だけでなく、横綱陣の状態を測るうえでも重要な一番になります。霧島が上位対決を確実にものにできるかが、綱取り成否の分かれ目といえるでしょう。
休場明けの両横綱|大の里の左肩と豊昇龍の初優勝
今場所は、番付の頂点に立つ両横綱がそろって休場明けという異例の状況です。二人はそれぞれ異なる不安と課題を抱えて土俵に上がります。
大の里、左肩は癒えたか
西横綱・大の里は、報道によれば春場所(3月)で左肩の関節脱臼により途中休場し、続く夏場所(5月)は左肩腱板の損傷で初日から全休したとされます。2場所連続の休場明けとなり、左肩の回復具合が相撲内容に直結するため、ファンの間では最大の懸念材料になっています。立ち合いから強く当たれるのか、押し相撲で本来の圧力を取り戻せるのかが、序盤戦の見どころです。
豊昇龍、横綱として初優勝なるか
東横綱・豊昇龍は、先場所を序盤の連敗のあと2日目から休場したと報じられています。さらに、横綱昇進後にまだ優勝がないという事実があり、最高位としての真価が問われる場所でもあります。地位に見合う安定感を示し、初の賜杯を抱くことができるか。綱取りの霧島とともに、優勝争いの中心にいることが期待されます。
優勝争いの構図(初日時点の見立て)
大関・霧島
綱取りの重圧の中で結果を出せるか
両横綱(豊昇龍・大の里)
復調すれば一気に主役へ
若隆景・熱海富士・義ノ富士ら
勢いのある三役が波乱を起こす可能性
優勝争いの見通し|本命・対抗・注目の若手
ここまでを踏まえると、優勝争いの中心はやはり綱取りの霧島です。明確な目標を持つ力士は序盤から集中力が高く、先場所の安定感を考えても本命に挙げられます。対抗は、復調がかなえば地力で上回る両横綱。そして、これに割って入りうるのが上り調子の三役です。
注目したい上り調子の力士
先場所を制した若隆景は、決定戦で霧島を下した実績があり、優勝争いに絡む力は証明済みです。新小結の義ノ富士は初の三役で勢いに乗る一人。さらに、大関経験を持つとされる安青錦や、上位で結果を残しつつある熱海富士らも、上位陣が万全でない今場所ならば台頭のチャンスがあります。若手の突き上げが、休場明けの上位陣にとって大きなプレッシャーになりそうです。
初日7月12日の注目点
初日は、休場明けの両横綱と綱取りの霧島が、どんな相撲で15日間の第一歩を踏み出すかが最大の焦点です。特に大の里の左肩の状態は、立ち合いの当たりや押し込みの強さから一定の判断ができるため、初日の一番の内容そのものが今後の優勝争いを占う材料になります。新会場IGアリーナの雰囲気の中で、上位陣がそろって白星スタートを切れるのか、それとも早くも波乱が生まれるのか。序盤3日間の星取りが、その後の流れを大きく左右しそうです。
よくある質問(FAQ)
Q. 名古屋場所2026の日程と会場は?
A. 2026年7月12日(日)初日、7月26日(日)千秋楽の15日間です。会場は新装のIGアリーナ(愛知・名古屋)で、報道によれば入場券は完売しています。
Q. 今場所の綱取りは誰が対象ですか?
A. 大関・霧島です。先場所を12勝3敗の準優勝で終え、今場所は「2度目の綱取り」と位置づけられています。高いレベルの優勝を果たせば、横綱審議委員会の推薦対象になる可能性が高いとみられます。
Q. 両横綱の状態はどうですか?
A. 豊昇龍・大の里ともに休場明けです。大の里は左肩のけがで2場所連続の休場明け、豊昇龍は先場所を途中休場しており、横綱昇進後まだ優勝がありません。いずれも復調が焦点です。
Q. 優勝の本命は?
A. 現時点の見立てでは、綱取りの霧島が本命、復調すれば両横綱が対抗格です。ただし若隆景ら三役の勢いも侮れず、波乱含みの場所とみられます。
※本記事は日本相撲協会公式サイトおよびスポーツ各紙などの報道(初日直前時点)をもとに構成しています。番付や日程は確定情報、綱取りの見通しや優勝予想は編集部の見立てです。取組結果や状態は今後変わる可能性があります。
