琴勝峰吉成(ことしょうほう よしなり)は、佐渡ヶ嶽部屋に所属する千葉県柏市出身の前頭筆頭です。1999年8月26日生まれの27歳で、189.0cm・170.0kg。2025年7月場所に東前頭十五枚目で13勝2敗を挙げ、柏市出身の力士として初めて幕内最高優勝を果たしました。2026年5月場所では小結を経ないまま関脇に上がり、同じ部屋の弟・琴栄峰とともに幕内上位に並んでいます。この記事では、協会公式プロフィールの数字、初土俵から初優勝までの回り道、受賞歴の内訳、決まり手のデータ、弟との見分け方を出典付きで整理します。
この記事の数字について
この記事の成績・番付は、日本相撲協会公式プロフィールの令和8年(2026年)九月場所 十一日目時点の値です。九月場所は開催中のため、日々の取組結果はこの記事では扱いません。当日の勝敗の調べ方は最後のまとめでご案内します。部屋の公式サイトと協会公式で体重や敢闘賞の回数が食い違う箇所がありますが、番付編成の一次データである協会公式の値を採っています。
この記事でわかること
- 琴勝峰の読み方・本名・年齢・身長体重と、協会の力士アンケートで答えた素顔
- 柏の相撲少年団から埼玉栄高校を経て、佐渡ヶ嶽部屋に入門するまで
- 新入幕から初優勝まで5年かかった、幕内と十両を行き来した回り道
- 柏市出身で初めての幕内最高優勝となった2025年7月場所の中身
- 小結を経ずに関脇へ上がった番付の動きと、公表されている範囲
- 得意技「右四つ・寄り」と、実際の白星の内訳が示すもの
琴勝峰とは|読み方・本名・年齢・身長体重の基本プロフィール
琴勝峰は「ことしょうほう よしなり」と読み、本名は手計富士紀、27歳の佐渡ヶ嶽部屋の東前頭筆頭です。
しこ名は琴勝峰吉成と書きます。出身地は千葉県柏市で、所属する佐渡ヶ嶽部屋は同じ千葉県の松戸市にあります。
日本相撲協会の公式プロフィールに載っている基本情報は次のとおりです。和暦で書かれている日付は西暦に直しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| しこ名 | 琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり) |
| 本名 | 手計 富士紀(てばかり としき) |
| しこ名履歴 | 琴手計 → 琴勝峰 |
| 生年月日 | 1999年(平成11年)8月26日(27歳) |
| 出身地 | 千葉県柏市 |
| 身長・体重 | 189.0cm・170.0kg |
| 所属部屋 | 佐渡ヶ嶽部屋 |
| 得意技 | 右四つ・寄り |
| 初土俵 | 2017年(平成29年)11月場所 |
| 新十両 | 2019年(令和元年)11月場所 |
| 新入幕 | 2020年(令和2年)7月場所 |
| 新三役 | 2026年(令和8年)5月場所 |
| 最高位 | 関脇 |
| 2026年9月場所の番付 | 東前頭筆頭 |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「琴勝峰 吉成」(令和8年九月場所 十一日目時点、2026年9月23日取得)。本名の読みは佐渡ケ嶽部屋公式サイトの力士紹介による
ほかの関取の読み方や所属部屋とあわせて見るなら、現役力士一覧にまとめています。
しこ名は「琴手計」から「琴勝峰」へ
協会公式のしこ名履歴に載っているしこ名は、「琴手計」と「琴勝峰」の2つです。
入門したときは本名の手計を使った琴手計で土俵に上がり、関取になってから琴勝峰に改めています。協会公式の部屋ページを見ると、佐渡ヶ嶽部屋の幕内力士はしこ名がいずれも「琴」で始まります。過去の成績をデータベースで調べるときは、どちらのしこ名で載っていても同じ力士です。
しこ名の由来について
インターネット上には「勝」「峰」の字の由来を説明する記事がありますが、日本相撲協会の公式プロフィール、佐渡ケ嶽部屋の公式サイト、柏市・松戸市の公式発表のいずれにも由来の記載はありません。確かめられないため、この記事では扱いません。公式に確認できるのは「琴手計から琴勝峰へ改めた」というしこ名履歴だけです。
佐渡ヶ嶽部屋|師匠は元関脇・琴ノ若、同じ部屋に大関・琴櫻
所属する佐渡ヶ嶽部屋は千葉県松戸市にあり、師匠は元関脇・琴ノ若の佐渡ヶ嶽親方です。
協会公式の部屋紹介によると、佐渡ヶ嶽部屋の所在地は千葉県松戸市串崎南町39で、師匠は佐渡ヶ嶽満宗(元関脇・琴ノ若)です。2026年9月場所の時点で、部屋の幕内力士は次の3人です。
| しこ名 | 2026年9月場所の地位 | この記事との関係 |
|---|---|---|
| 琴櫻 | 西大関 | 琴櫻の経歴と現在の番付 |
| 琴勝峰 | 東前頭筆頭 | この記事の力士 |
| 琴栄峰 | 西前頭筆頭 | 琴勝峰の弟 |
※出典:日本相撲協会公式 相撲部屋のご紹介「佐渡ヶ嶽部屋」(2026年9月23日取得)
同じ部屋の力士どうしは、優勝決定戦を除いて本場所で対戦しません。琴勝峰にとって大関・琴櫻と弟・琴栄峰は、本場所では顔が合わない相手です。
力士アンケートでわかる素顔|相撲を始めたのは3歳、座右の銘は「睡眠」
相撲を始めたのは3歳、座右の銘は「睡眠」、応援するチームは地元の柏レイソルです。
協会公式プロフィールには、本人が答えた力士アンケートが載っています。
| 質問 | 琴勝峰の答え |
|---|---|
| 相撲を始めた年齢 | 3歳 |
| 好きな食べ物 | 焼き肉/寿司 |
| 趣味 | ゲーム |
| 好きな漫画・アニメ・映画 | キングダム |
| 応援しているチーム | 柏レイソル |
| 座右の銘 | 睡眠 |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「力士アンケート」(2026年9月23日取得)
応援しているチームに挙げた柏レイソルは、出身地の柏市を本拠地とするサッカークラブです。相撲を始めた年齢の「3歳」は本人の回答で、柏市の発表にある「4歳で柏相撲少年団に入団」とは別の数え方になります。
琴手計から琴勝峰へ|柏の相撲少年団から佐渡ヶ嶽部屋まで
琴勝峰は千葉県柏市で4歳から相撲を始め、埼玉栄高校在学中の2017年11月場所に初土俵を踏みました。
4歳で柏相撲少年団、小学4年でわんぱく相撲全国大会3位
相撲を始めたのは4歳で、柏相撲少年団に入団し、小学4年のときにわんぱく相撲全国大会で3位に入賞しました。
いずれも柏市の発表にある経歴です。柏市によると、琴勝峰は1999年8月26日に柏市で生まれ、柏市立松葉第二小学校と松葉中学校を卒業しています。地元の少年相撲から始まって、のちに柏市出身の力士として初めて幕内最高優勝を果たすことになります。
埼玉栄高校から初土俵、新十両で「琴勝峰」に
中学卒業後は、相撲の強豪として知られる埼玉栄高校に進みました。同校相撲部の卒業生一覧には、2026年9月場所時点の地位とともに琴勝峰の名前が載っています。同じ埼玉栄高校の出身では、大栄翔のように幕内で優勝した先輩もいます。
初土俵は高校3年だった2017年(平成29年)11月場所で、高校を卒業する前に角界へ入っています。2019年(令和元年)11月場所で新十両に昇進し、関取になった前後でしこ名が琴手計から琴勝峰に変わりました。
| できごと | 時期 | そのときの年齢 |
|---|---|---|
| 初土俵 | 2017年(平成29年)11月場所 | 18歳 |
| 新十両 | 2019年(令和元年)11月場所 | 20歳 |
| 新入幕 | 2020年(令和2年)7月場所 | 20歳 |
| 幕内初優勝 | 2025年(令和7年)7月場所 | 25歳 |
| 新三役(関脇) | 2026年(令和8年)5月場所 | 26歳 |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール、柏市 報道発表資料(令和7年7月29日)、埼玉栄高等学校相撲部 卒業生一覧
土俵歴|新入幕から初優勝まで5年かかった回り道
新入幕から初優勝までは5年かかり、その間に幕内と十両を行き来して十両優勝を3回はさんでいます。
2020年7月場所の新入幕から、半年で東前頭三枚目へ
新入幕は2020年(令和2年)7月場所で、東前頭十五枚目で8勝7敗と勝ち越しました。その後も番付を上げ、2021年(令和3年)1月場所では東前頭三枚目まで進んでいます。20歳で幕内上位に届いたことになります。
2021年の2場所でつまずき、十両へ
ところが東前頭三枚目で迎えた2021年1月場所は2勝13敗に終わり、続く3月場所は西前頭十一枚目で1勝6敗8休と途中休場になりました。この2場所で番付を大きく下げ、十両に戻っています。
十両優勝3回をはさんで幕内へ戻る
十両では3度優勝しています。2020年3月場所、2022年1月場所、2023年11月場所の3回で、いずれも幕内復帰につながりました。幕内と十両を行き来しながら、そのつど番付を戻してきたのがこの時期です。
3回の十両優勝は、いずれも12勝3敗か11勝4敗という高い勝ち星で取っています。新入幕は20歳、初優勝は25歳で、その間の5年は幕内上位で番付を下げては十両で取り直すという往復が続きました。番付でたどると、下がった場所のあとに必ず戻している5年でもあります。
| 場所 | 番付 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2018年1月 | 東序ノ口十九枚目 | 6勝1敗 | しこ名は琴手計 |
| 2020年3月 | 東十両六枚目 | 12勝3敗 | 十両優勝 |
| 2020年7月 | 東前頭十五枚目 | 8勝7敗 | 新入幕 |
| 2021年1月 | 東前頭三枚目 | 2勝13敗 | 当時の最高位 |
| 2021年3月 | 西前頭十一枚目 | 1勝6敗8休 | 途中休場 |
| 2022年1月 | 西十両二枚目 | 11勝4敗 | 十両優勝 |
| 2023年11月 | 西十両筆頭 | 12勝3敗 | 十両優勝 |
| 2025年5月 | 東前頭十四枚目 | 6勝4敗5休 | 初日から5日間休場 |
| 2025年7月 | 東前頭十五枚目 | 13勝2敗 | 幕内初優勝 |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「過去の星取表」(2026年9月23日取得)
2025年5月場所は初日から5日間の休場
初優勝の直前、2025年(令和7年)5月場所は東前頭十四枚目で初日から5日間休場し、6日目から出場して6勝4敗でした。休場した力士の翌場所の番付の扱いは、今場所の休場力士一覧と地位別のルールで解説しています。この休場で番付を1枚下げて東前頭十五枚目となり、その場所で優勝することになります。
2025年7月場所の初優勝|東前頭十五枚目から13勝2敗
2025年7月場所、東前頭十五枚目で13勝2敗を挙げ、柏市出身の力士として初めて幕内最高優勝を果たしました。
4日目・5日目の連敗から千秋楽まで10連勝
公式の星取表を並べると、序盤3連勝のあと4日目・5日目に連敗し、そこから千秋楽まで10連勝しています。優勝はこの10連勝で決まりました。
| 日 | 相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 初日 | 英乃海 | 勝ち |
| 2日目 | 獅司 | 勝ち |
| 3日目 | 草野 | 勝ち |
| 4日目 | 藤ノ川 | 負け |
| 5日目 | 御嶽海 | 負け |
| 6日目 | 嘉陽 | 勝ち |
| 7日目 | 時疾風 | 勝ち |
| 8日目 | 正代 | 勝ち |
| 9日目 | 佐田の海 | 勝ち |
| 10日目 | 美ノ海 | 勝ち |
| 11日目 | 隆の勝 | 勝ち |
| 12日目 | 高安 | 勝ち |
| 13日目 | 大の里(横綱) | 勝ち |
| 14日目 | 霧島 | 勝ち |
| 千秋楽 | 安青錦 | 勝ち |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「過去の星取表」(2026年9月23日取得)。個々の取組の決まり手は公式の星取表に表示されないため、この記事では扱いません
終盤の相手に注目すると、13日目に横綱・大の里、14日目に霧島、千秋楽に安青錦と、前頭十五枚目の番付では通常は組まれない相手が並んでいます。優勝争いに残った力士は、終盤に上位と当てられる割が組まれるためです。
13日目に横綱・大の里を破って初金星
協会公式の受賞歴にある金星1個は、この場所の13日目に横綱・大の里を破ったものです。金星は平幕の力士が横綱に勝ったときにつく記録で、琴勝峰の金星はこの1個だけです。相撲レファレンスの集計でも、金星は2025年7月場所の1個とされています。
柏市出身で初、平幕優勝は8場所ぶり・史上37人目
柏市は2025年7月29日に「柏市出身力士として初の幕内最高優勝」と発表し、部屋のある松戸市は「平幕力士の優勝は8場所ぶり、史上37人目」と紹介しました。
いずれも優勝直後の自治体の公式発表です。琴勝峰は優勝の翌月、2025年8月1日に松戸市を訪れています。
※出典:柏市 報道発表資料(令和7年7月29日)、松戸市「琴勝峰関が松戸市を訪問」
通算成績と受賞歴|小結を飛ばして関脇になり、いまは東前頭筆頭
協会公式の最高位は関脇で、小結を経ずに関脇へ上がり、2026年9月場所は東前頭筆頭に付けています。
協会公式プロフィールの生涯戦歴は355勝311敗21休(53場所)、幕内戦歴は219勝235敗21休(32場所)です。いずれも令和8年(2026年)九月場所 十一日目時点の値で、開催中の場所の分は日々動きます。受賞歴の内訳は次のとおりです。
| 種類 | 回数 | 受賞した場所 |
|---|---|---|
| 幕内最高優勝 | 1回 | 2025年7月場所 |
| 十両優勝 | 3回 | 2020年3月・2022年1月・2023年11月場所 |
| 殊勲賞 | 1回 | 2025年7月場所 |
| 敢闘賞 | 3回 | 2023年1月・2025年7月・2026年3月場所 |
| 技能賞 | 0回 | — |
| 金星 | 1個 | 2025年7月場所13日目・大の里戦 |
※出典:回数は日本相撲協会公式 力士プロフィール「戦歴・受賞歴」、受賞した場所は相撲レファレンス(Sumo Reference)の集計と照合(2026年9月23日取得)
十両優勝と幕内最高優勝は別のものです
協会公式の受賞欄には「幕内優勝1回」と「十両優勝3回」が別々に並んでいます。琴勝峰が幕内で優勝したのは2025年7月場所の1回だけで、ほかの3回は十両でのものです。成績データベースで「優勝」とだけ書かれた印を見るときは、どの地位での優勝かを確かめる必要があります。
直近6場所の成績
初優勝の翌場所は3勝12敗でしたが、そこから4場所かけて星を戻し、関脇まで上がっています。
| 場所 | 番付 | 成績 | 賞 |
|---|---|---|---|
| 2025年9月 | 東前頭五枚目 | 3勝12敗 | — |
| 2025年11月 | 西前頭十枚目 | 7勝8敗 | — |
| 2026年1月 | 西前頭十枚目 | 9勝6敗 | — |
| 2026年3月 | 西前頭五枚目 | 11勝4敗 | 敢闘賞 |
| 2026年5月 | 西関脇 | 9勝6敗 | 新三役 |
| 2026年7月 | 西関脇 | 6勝9敗 | — |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「過去の星取表」(2026年9月23日取得)
優勝の翌場所である2025年9月場所は3勝12敗と大きく負け越しました。ただしそこで終わらず、7勝8敗、9勝6敗、11勝4敗と星を戻し、2026年5月場所で三役に上がっています。「優勝の1回だけだった」という見方と、実際の番付の動きは一致しません。
なぜ小結を経ずに関脇だったのか
理由は公表されていません。協会公式で確認できるのは、2026年3月場所が西前頭五枚目で11勝4敗、次の5月場所が西関脇という番付です。
相撲レファレンスの集計でも、関脇の在位は2場所あるのに対し、小結の在位はありません。
「小結を飛ばす」のは慣例の範囲で起こります
番付は場所ごとに番付編成会議で決まり、どの地位に誰を何人置くかの判断過程は公表されていません。平幕上位で好成績を挙げた力士が、小結を経ずに関脇へ上がる例はこれまでにもあります。ただし「11勝以上なら関脇」といった基準が内規として公表されているわけではありません。番付の仕組みは番付とは何か、次の場所の見通しは番付予想の見方で扱っています。
新関脇となったあと、地元の柏市で昇進祝賀会が開かれました。共同通信の配信記事によると、本人は次のように話しています。
琴勝峰(2026年6月、新関脇昇進祝賀会で)
「大関に向かって頑張っていく。平幕の時とは違い、目の前にくっきりと見える」「昨年のように、いい場所にしたい」(共同通信 2026年6月20日配信)
相撲の特徴|右四つ・寄りと、実際の決まり手の内訳
得意技は協会公式で右四つ・寄りですが、直近6場所の白星は押し出しが最も多く、次が寄り切りです。
協会公式プロフィールには、直近6場所の決まり手の傾向が割合で載っています。
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「決まり手の傾向」(過去6場所の取組結果に基づく、2026年9月23日取得)
この割合の分母は「過去6場所の白星」です
協会公式に載っているのは、過去6場所の取組結果から算出した決まり手の傾向です。つまり「押し出し32%」は、取組全体の32%ではなく、勝った取組の32%が押し出しだったという意味です。負けた取組の決まり手はこの割合に入っていません。ほかの力士の数字と比べるときも、同じ分母かどうかを確かめてください。
前に出て決めた白星は半分弱|「その他40%」は内訳が分からない
押し出しと寄り切りを足すと47%で、前に出て決めた白星が半分弱を占めます。
残りは突き落とし13%と「その他」40%です。この「その他」の内訳は協会公式に示されていないため、引き落としのような引く技がどれだけ含まれるかは、公式データからは分かりません。決まり手の傾向から言えるのは「白星の半分弱は前に出て決めている」という点までです。
得意技の欄が右四つ・寄りであるのに、白星の最多が寄り切りではなく押し出しである点は、この力士の数字の特徴です。組んだときの型と、実際に白星がついた形が一致していない、という読み方ができます。
189.0cm・170.0kgという体格
協会公式の登録は189.0cm・170.0kgで、弟の琴栄峰(184.0cm・140.0kg)より上背も体重も上回ります。
ほかの幕内力士の体格と並べて見たいときは幕内力士一覧から確認できます。なお、佐渡ケ嶽部屋の公式サイトには体重160kgと記載されていますが、この記事では番付編成の一次データである協会公式の値を採っています。
弟・琴栄峰|兄弟で並んだ東西の前頭筆頭と見分け方
弟は同じ佐渡ヶ嶽部屋の琴栄峰で、2026年9月場所は兄が東前頭筆頭、弟が西前頭筆頭に並びました。
史上13組目の兄弟幕内、22組目の兄弟関取
柏市の発表によると、琴栄峰は2025年(令和7年)7月場所で新入幕し、このとき琴勝峰と合わせて「史上13組目の兄弟幕内」となりました。琴栄峰は柏市出身として史上4人目の幕内力士です。日本経済新聞は、琴栄峰が関取になった時点で「22組目の兄弟関取」と伝えています。兄が初優勝した2025年7月場所は、弟が新入幕を果たした場所でもありました。
2026年9月場所は東の筆頭が兄、西の筆頭が弟
2026年9月場所の番付では、東前頭筆頭が琴勝峰、西前頭筆頭が琴栄峰です。協会公式の部屋ページでも、埼玉栄高校相撲部の卒業生一覧でも、この並びが確認できます。兄弟が同じ地位の東西に並ぶのは、この場所の番付での話です。
見分け方としていちばん確かなのは体格で、兄のほうが上背も体重も上回ります。しこ名も「琴勝峰」と「琴栄峰」で2文字目が違います。ただし入門時のしこ名はどちらも「琴手計」で、得意技もどちらも右四つ・寄りと記載されています。本名も同じ手計姓で、出身地も同じ柏市です。似ていると言われるのは見た目だけの話ではありません。
兄の初土俵が2017年11月場所、弟が2022年1月場所で、土俵に上がった時期は4年以上離れています。それでも2026年9月場所で同じ地位の東西に並んだのは、弟が新十両から2年足らずで前頭筆頭まで上がったためです。
| 項目 | 兄・琴勝峰 吉成 | 弟・琴栄峰 央起 |
|---|---|---|
| 本名 | 手計 富士紀 | 手計 太希 |
| しこ名履歴 | 琴手計 → 琴勝峰 | 琴手計 → 琴栄峰 |
| 生年月日 | 1999年8月26日(27歳) | 2003年7月8日(23歳) |
| 身長・体重 | 189.0cm・170.0kg | 184.0cm・140.0kg |
| 得意技 | 右四つ・寄り | 右四つ・寄り |
| 初土俵 | 2017年11月場所 | 2022年1月場所 |
| 新入幕 | 2020年7月場所 | 2025年7月場所 |
| 最高位 | 関脇 | 前頭筆頭 |
| 2026年9月場所の番付 | 東前頭筆頭 | 西前頭筆頭 |
※出典:日本相撲協会公式 力士プロフィール「琴勝峰」、同「琴栄峰」、柏市「琴栄峰関が新入幕」、日本経済新聞「琴栄峰、22組目の兄弟関取」(2026年9月23日取得)
琴勝峰についてよくある質問
琴勝峰は「ことしょうほう」と読み、幕内優勝は1回、最高位は関脇で、弟は同じ部屋の琴栄峰です。
Q. 琴勝峰の読み方と本名は?
A. 「ことしょうほう よしなり」と読みます。本名は手計富士紀で、読みは「てばかり としき」です(日本相撲協会公式プロフィール、佐渡ケ嶽部屋公式サイト)。入門時のしこ名は本名から取った「琴手計」で、協会公式のしこ名履歴には2つとも載っています。弟の琴栄峰も入門時のしこ名は同じ「琴手計」です。ただし兄が琴手計だったのは2017年から2019年まで、弟は2022年から2024年までで時期が重ならないため、古い記録は場所の年で見分けられます。
Q. 琴勝峰の出身地と出身高校は?
A. 出身地は千葉県柏市で、柏市立松葉第二小学校・松葉中学校の卒業です(柏市公式)。高校は相撲の強豪として知られる埼玉栄高校で、同校相撲部の卒業生一覧に名前が載っています。ただし初土俵は高校3年の2017年11月場所で、卒業を待たずに角界へ入りました。所属する佐渡ヶ嶽部屋は同じ千葉県の松戸市にあります。
Q. 琴勝峰の身長と体重は?
A. 協会公式プロフィールでは189.0cm・170.0kgです(令和8年九月場所 十一日目時点)。生年月日は1999年(平成11年)8月26日で、2026年9月時点で27歳です。得意技は右四つ・寄りですが、公式の決まり手の傾向では過去6場所の白星の32%が押し出しでした。なお佐渡ケ嶽部屋の公式サイトは体重を160kgと載せており、協会公式と10kgの差があります。番付編成に使われるのは協会公式の値です。
Q. 琴勝峰は幕内で優勝したことがありますか?
A. あります。2025年7月場所に東前頭十五枚目で13勝2敗を挙げ、幕内最高優勝を1回果たしています。柏市出身の力士としては初めての幕内最高優勝で、松戸市は平幕力士の優勝として「8場所ぶり、史上37人目」と紹介しました。このほかに十両優勝が3回ありますが、幕内の優勝とは別のものです。優勝と同時に殊勲賞と敢闘賞も受けており、協会公式の三賞では技能賞だけがまだ0回です。
Q. 琴勝峰と琴栄峰はどちらが兄ですか?
A. 琴勝峰が兄です。協会公式プロフィールの生年月日は、琴勝峰が1999年8月26日、琴栄峰が2003年7月8日です。2026年9月場所の番付では兄が東前頭筆頭、弟が西前頭筆頭で、どちらも同じ佐渡ヶ嶽部屋に所属しています。同じ部屋の力士どうしは優勝決定戦を除いて本場所で対戦しないため、番付で隣り合っていても兄弟の取組は組まれません。
Q. 琴勝峰は休場したことがありますか?
A. あります。初優勝の直前にあたる2025年5月場所は初日から5日間休場し、6日目から出場して6勝4敗でした。2021年3月場所も1勝6敗8休で途中休場しています。協会公式の生涯戦歴には休場が21日と記録されています。2025年5月場所の5日間の休場は番付を1枚下げる結果になり、その下がった東前頭十五枚目で翌場所に優勝しているため、休場が直後の成績に直結したわけではありません。
まとめ|琴勝峰は27歳、優勝を1回で終わらせないための場所が続いている
琴勝峰は27歳、柏市出身で初めて幕内優勝し、小結を飛ばして関脇まで上がった力士です。
2017年11月場所に初土俵を踏み、2020年7月場所で新入幕、そこから幕内と十両を行き来しながら十両優勝を3回はさみ、2025年7月場所に東前頭十五枚目で13勝2敗の初優勝を果たしました。生涯戦歴は355勝311敗21休、幕内戦歴は219勝235敗21休で、幕内優勝1回・殊勲賞1回・敢闘賞3回・金星1個。2026年5月場所では小結を経ずに関脇へ上がっています。
優勝の翌場所に3勝12敗と落ち込んだあと、1年かけて三役まで戻したのがこの力士の直近です。2026年9月場所は東前頭筆頭で、弟の琴栄峰が西前頭筆頭に並びました。本人は昇進祝賀会で「大関に向かって頑張っていく」と話しています。
場所中の番付と顔ぶれは最新の番付表、その日の勝敗は取組結果速報から確認できます。九月場所の日々の動きは秋場所の取組レポートでも追っています。

