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【秋場所4日目】横綱・大の里が高安に突き倒され初黒星、高安は初の金星|安青錦も敗れ全勝は琴櫻だけ・綱取り霧島は3勝1敗(2026年9月16日)

【秋場所4日目】横綱・大の里が高安に突き倒され初黒星、高安は初の金星|安青錦も敗れ全勝は琴櫻だけ・綱取り霧島は3勝1敗(2026年9月16日)

大相撲秋場所4日目(2026年9月16日、東京・両国国技館)は、上位陣に土がつく一日になった。横綱・大の里(二所ノ関部屋)は結びの一番で東前頭2枚目の高安(田子ノ浦部屋)に突き倒されて初黒星を喫し、高安に金星を与えた。2場所連続優勝を狙う大関・安青錦(安治川部屋)も、小結・伯乃富士(伊勢ケ浜部屋)に押し出されて初黒星となった。

一方で、前日に初黒星を喫した綱取りの大関・霧島(音羽山部屋)と、大関とりの関脇・熱海富士(伊勢ケ浜部屋)はそろって白星を挙げ、1敗を守った。初日から4連勝は大関・琴櫻(佐渡ケ嶽部屋)ただ1人。この記事では、4日目の主な取組結果と、横綱・大関・昇進を狙う力士の星取りを、各社の報道とYahoo!スポーツナビの取組結果をもとに整理する。

この記事でわかること

  • 秋場所4日目の上位の取組結果と決まり手
  • 横綱・大の里が高安に敗れた一番と、高安の金星
  • 大関・安青錦が伯乃富士に敗れた一番(軍配が迷った場面)
  • 綱取りの霧島・大関とりの熱海富士の星取りと昇進の目安
  • 4日目を終えて全勝の琴櫻と、1敗で追う上位陣
目次

秋場所4日目の結果は?大の里と安青錦が初黒星、全勝は琴櫻だけ

4日目は横綱・大の里と大関・安青錦が初黒星を喫し、初日から4連勝は大関・琴櫻の1人だけになった。

上位の取組結果は次のとおり。勝敗と決まり手はYahoo!スポーツナビの取組結果(9月16日17時54分更新)と、デイリースポーツ・スポーツニッポン・スポーツ報知の記事で照らし合わせた。

勝ち 決まり手 負け
高安(東前頭2枚目・2勝2敗) 突き倒し 大の里(横綱・3勝1敗)
霧島(大関・3勝1敗) 寄り切り 琴栄峰(西前頭筆頭・1勝3敗)
琴櫻(大関・4勝0敗) 上手投げ 豪ノ山(東前頭3枚目・1勝3敗)
伯乃富士(小結・1勝3敗) 押し出し 安青錦(大関・3勝1敗)
琴勝峰(東前頭筆頭・1勝3敗) 押し出し 藤ノ川(関脇・2勝2敗)
熱海富士(関脇・3勝1敗) 押し倒し 藤凌駕(西前頭4枚目・1勝3敗)

横綱と大関のうち2人が同じ日に黒星を喫し、序盤で優勝争いの形が大きく動いた。ここから一番ずつ中身を見ていく。

大の里は高安に突き倒されて初黒星|結びの一番で連勝が3で止まる

大の里は結びの一番で高安に突き倒しで敗れた。3連勝で迎えた4日目で、今場所初めての黒星になった。

決まり手はYahoo!スポーツナビの取組結果で「突き倒し」と記録されている。スポーツ報知は、前日まで課題を指摘されていた取り口を3日目に立て直した直後の敗戦だったと伝えた。

高安は大の里から初の金星、通算7個目

高安にとっては大の里から初めての金星だった。デイリースポーツによると、高安の金星は通算7個目になる。

金星は、平幕の力士が横綱に勝ったときに記録される白星だ。高安は元大関で、3日目には綱取りの霧島も引き落としで破っている。中日スポーツによると、高安は夏巡業中に左内転筋を痛め、場所前は思うような稽古ができなかったが、3日目の取組後に「尻上がりに調子を上げていきたい」と話し、4日目の大の里戦にも「抜かりなく準備運動して、力を出しきれるように取り組みたい」と臨んでいた。

大の里と高安の対戦成績は媒体によって書き方が違う

取組前の対戦成績は、日刊スポーツが「大の里が6連勝中」、スポーツ報知が「過去5勝2敗」と書いている。

2つの数字は同時には成り立たないため、当サイトではどちらかに寄せず、各社の記載をそのまま紹介する。正確な対戦成績は、日本相撲協会公式サイトの力士データで確かめてほしい。

3日目までの大の里は右おっつけで立て直していた

大の里は3日目、琴栄峰を右おっつけで押し出して3連勝としていた。内容への評価が上向いた翌日の黒星だった。

スポーツ報知によると、大の里は「右のおっつけは初めて」と話し、八角理事長(元横綱・北勝海)は「これから良くなっていくのでは」、審判長を務めた九重親方(元大関・千代大海)は「強い大の里が帰ってきた」と評価していた。4日目の敗戦で、横綱の全勝はなくなった。

安青錦も初黒星|伯乃富士が過去6戦全敗の相手から初勝利

大関・安青錦は小結・伯乃富士に押し出されて初黒星を喫した。伯乃富士にとっては今場所の初白星だった。

スポーツ報知によると、安青錦は過去6戦全勝の相手に左を差されて押し込まれ、左下手を取ったものの土俵を割った。前日は琴勝峰に背後を取られながら体を回して逆転勝ちしており、粘りを見せた翌日の黒星になった。

軍配は迷いながら伯乃富士に上がり、物言いはつかなかった

土俵際はもつれたが、行司の軍配は迷いながら伯乃富士に上がった。物言いはつかず、そのまま勝負が決まった。

デイリースポーツによると、NHK中継のアナウンサーは「軍配迷った!迷った!」と実況した。伯乃富士は取組後、「師匠から止まるなというアドバイスをもらって、どんな態勢でもがむしゃらに前に出ていこうと思っていた」と話している。スポーツニッポンは、安青錦が土俵際で突き落としを狙ったが、伯乃富士の勢いが勝ったと伝えた。

綱取りの霧島は3勝1敗|琴栄峰を寄り切って連敗を避けた

綱取りに挑む大関・霧島は西前頭筆頭の琴栄峰を寄り切り、3勝1敗とした。前日の黒星からすぐに立て直した。

霧島は3日目に高安の引き落としで敗れ、全勝優勝の可能性はなくなっていた。スポーツ報知は、4日目は前日の負けを引きずらずに白星を挙げたと伝えている。

審判部は「5日目までは1敗で」と注文をつけていた

審判部は霧島に、序盤で黒星を増やさないことを求めている。5日目までは1敗で抑えたいというのが審判長の見方だ。

東スポWEBと中日スポーツによると、3日目に審判長を務めた九重親方(元大関・千代大海)は「5日目までは1敗で抑えておかないと」と話した。浅香山審判部長(元大関・魁皇)は、今場所の綱取りの条件として「ただ優勝するだけではなく、成績も相撲内容も必要」と述べている。

1949年以降、5日目までに2敗して横綱に上がったのは1人だけ

中日スポーツの集計では、5日目までに2敗以上して横綱に昇進したのは1959年春場所の朝潮1人だけだ。

同紙によると、15日制が定着した1949年夏場所以降に誕生した横綱は千代の山から大の里まで35人で、3日目までに土がついて昇進したのは9人だった。霧島は4日目を白星でしのいだため、5日目もこの数字が意識される一番になる。霧島の経歴や過去の優勝は、当サイトの霧島の解説ページにまとめている。

大関とりの熱海富士は3勝1敗|昇進の目安まであと9勝

関脇・熱海富士は藤凌駕を押し倒して3勝1敗とした。大関昇進の目安とされる33勝まで、今場所あと9勝になる。

スポーツニッポンによると、熱海富士は3日目に隆の勝の突き落としで初黒星を喫し、支度部屋ではいら立った表情を見せていた。4日目は初顔合わせで同学年の藤凌駕の突きを正面で受け止め、相手の引きに乗じて押し倒した。決まり手はスポーツニッポン、スポーツ報知、Yahoo!スポーツナビが「押し倒し」、デイリースポーツが「押し出し」と書いており、当サイトは3つの記載がそろう「押し倒し」を採った。

大関昇進の数字の数え方は次のとおりだ。

夏場所(新関脇)

9勝

名古屋場所

12勝

秋場所(4日目まで)

3勝(目安まであと9勝)

昇進の目安

三役で直近3場所33勝

目安の33勝は審判部が昇進を議論するときの一つの基準で、到達すれば自動的に昇進が決まるものではない。日刊スポーツによると、八角理事長は3日目の黒星について「問題ないよ」と話している。

4日目を終えた上位の星取り|横綱・大関・関脇・小結の状況

4日目を終えて全勝は大関・琴櫻だけで、横綱・大の里、大関の霧島と安青錦、関脇・熱海富士が1敗で並ぶ。

三役以上の力士の成績は次のとおり(Yahoo!スポーツナビの取組結果より)。横綱・豊昇龍は初日から休場している。

地位 力士 4日目まで 4日目の結果
横綱 大の里 3勝1敗 ●高安(突き倒し)
横綱 豊昇龍 休場 ―
大関 琴櫻 4勝0敗 ○豪ノ山(上手投げ)
大関 霧島 3勝1敗 ○琴栄峰(寄り切り)
大関 安青錦 3勝1敗 ●伯乃富士(押し出し)
関脇 熱海富士 3勝1敗 ○藤凌駕(押し倒し)
関脇 藤ノ川 2勝2敗 ●琴勝峰(押し出し)
小結 伯乃富士 1勝3敗 ○安青錦(押し出し)
小結 大栄翔 1勝3敗 ○義ノ富士(突き倒し)

新関脇の藤ノ川は五分の星に戻り、小結・大栄翔は西前頭2枚目の義ノ富士を突き倒して初白星を挙げた。義ノ富士は初日から4連敗となった。藤ノ川の経歴は藤ノ川の解説ページで紹介している。

もう1人の横綱・豊昇龍は休場中|芝田山親方の言葉

横綱・豊昇龍は右膝の手術から回復が間に合わず、秋場所を初日から休場している。3場所連続10度目の休場だ。

ABEMA TIMESによると、3日目のABEMA大相撲中継で解説を務めた芝田山親方(元横綱・大乃国)は、休場中の豊昇龍への周囲の批判に触れ、「人間だから体調の波やケガもある。一番苦しいのは本人」と話した。復帰後は最初から優勝を求めるのではなく、「まずは二桁(10勝)を目標に」段階を踏むべきだとも述べている。休場が決まった経緯は、当サイトの豊昇龍の秋場所休場の記事で伝えた。

5日目以降はどこを見ればいい?注目点と結果の確かめ方

結果は日本相撲協会公式サイトで日ごとに確かめられる。注目は全勝の琴櫻を1敗勢がどこまで追うかだ。

上位で1敗で追うのは横綱・大の里、大関の霧島と安青錦、関脇・熱海富士の4人。特に霧島は、審判長が「5日目までは1敗で」と話した5日目を迎える。熱海富士は昇進の目安まであと9勝で、黒星を増やさずに中盤戦へ入れるかが見どころになる。

協会公式サイトの取組結果とあわせて、星取表の見方や翌日の取組が決まる時間は、当サイトの取組予定と星取表の見方、全力士の地位は番付表・最新版で確かめられる。

よくある質問

Q. 秋場所の千秋楽はいつ?

A. 2026年9月13日(日)に初日を迎えた秋場所は、9月27日(日)が千秋楽です。会場は東京・両国国技館です。

Q. 金星をあげると力士にどんな得がある?

A. 金星は力士の記録として残るほか、給金(褒賞金)の計算にも加算されます。加算の細かな決まりは日本相撲協会の規定によります。

Q. 「物言い」とは何?

A. 行司の軍配に審判委員や控え力士が異議を唱えることです。協議のうえで軍配どおり、差し違え、取り直しのいずれかが決まります。4日目の安青錦―伯乃富士戦では物言いはつきませんでした。

参考情報

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