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伯乃富士とは?本名・身長・学歴と改名理由|鳥取62年ぶりの新小結、秋場所は5勝10敗

伯乃富士とは?本名・身長・学歴と改名理由|鳥取62年ぶりの新小結、秋場所は5勝10敗

伯乃富士(はくのふじ)は、鳥取県倉吉市出身・伊勢ヶ濱部屋の力士です。本名は落合哲也(おちあい てつや)、旧四股名は伯桜鵬(はくおうほう)、181.0cm・162.0kgの23歳。鳥取城北高校を卒業して大学へは進まずに入門し、2026年九月場所(秋場所)で東小結に上がって新三役となりましたが、成績は5勝10敗でした。鳥取県出身の新三役は1964年初場所の琴桜以来62年ぶりです。この記事では、プロフィールと学歴、伯桜鵬から改名した理由、付出デビューから小結までの経歴、九月場所15日間の結果、金星5個の内訳、得意技を、日本相撲協会の記録と報道をもとに整理します。

この記事の数字について

この記事のプロフィール・番付・通算成績は、日本相撲協会の公式プロフィールに載っている令和8年(2026年)九月場所千秋楽時点の値です。十一月場所(九州場所)の地位は10月26日の番付発表で決まるため、この記事では発表前の地位を書いていません。

この記事でわかること

  • 伯乃富士の読み方・本名・年齢・身長体重と、力士アンケートで答えた素顔
  • 出身大学はあるのか|鳥取城北高校で2年連続の高校横綱、大学へは進まず入門
  • 「伯桜鵬」から「伯乃富士」へ改名した理由と、四股名の一字ずつの意味
  • 付出デビューから左肩のけがで幕下へ落ち、新小結に上がるまでの経歴
  • 2026年九月場所(秋場所)の15日間|大関・安青錦を押し出し、5勝10敗
  • 横綱から挙げた金星5個、通算174勝115敗40休、寄り切り29%の取り口
目次

伯乃富士とは|読み方・本名・年齢・身長体重の基本プロフィール

伯乃富士は「はくのふじ てつや」と読み、本名は落合哲也。23歳、181.0cm・162.0kgで、最高位は小結です。

2003年8月22日生まれ、鳥取県倉吉市の出身です。アマチュア時代の実績によって幕下15枚目格付出でデビューし、所要1場所で十両へ上がったことから「令和の怪物」と呼ばれてきました。

協会に登録している得意技は「突き・押し・左四つ・寄り」で、組んでも押しても前に出る型です。日本相撲協会の公式記録による基本情報は次のとおりです。

項目内容
四股名(読み)伯乃富士 哲也(はくのふじ てつや)
旧四股名伯桜鵬(はくおうほう)/2026年1月場所から改名
本名落合 哲也(おちあい てつや)
生年月日2003年8月22日(23歳)
出身地鳥取県倉吉市
身長・体重181.0cm・162.0kg
所属部屋伊勢ヶ濱部屋(入門時は宮城野部屋、2024年4月に移籍)
学歴鳥取城北高等学校卒業(大学には進学していない)
初土俵2023年1月場所(幕下15枚目格付出)
新十両・新入幕2023年3月場所・2023年7月場所
新三役2026年9月場所(東小結)
最高位小結
得意技(協会登録)突き・押し・左四つ・寄り
通算成績174勝115敗40休(23場所)
幕内成績95勝79敗21休(13場所)
三賞・金星殊勲賞1回・敢闘賞2回・技能賞1回/金星5個
各段優勝幕下優勝1回

数字の出どころは日本相撲協会の公式プロフィールで、九月場所千秋楽時点の値です。小結は関脇とあわせて「三役」と呼ばれる地位で、番付の見方は番付とは?相撲の階級・仕組み・見方で解説しています。

伊勢ヶ濱部屋|師匠は元横綱・照ノ富士

所属は伊勢ヶ濱部屋です。2024年4月に宮城野部屋から移り、いまの師匠は元横綱・照ノ富士の伊勢ヶ濱親方です。

入門したのは、元横綱・白鵬が師匠を務めていた宮城野部屋でした。その宮城野部屋が2024年4月に閉鎖され、所属していた力士とともに伊勢ヶ濱部屋へ移っています。閉鎖に至った経緯は宮城野部屋の閉鎖と伊勢ヶ濱部屋への転籍、師匠の現役時代と親方としての歩みは照ノ富士とは?第73代横綱の現在は伊勢ヶ濱親方にまとめています。同じ部屋の力士には熱海富士や旭富士がいます。

力士アンケートでわかる素顔|好きな言葉は「腹を決める」

協会の力士アンケートでは、相撲を始めたのは10歳、座右の銘は「腹を決める」、趣味はサウナと答えています。

好きな食べ物は肉、好きな音楽は演歌、好きな漫画・アニメ・映画には「クレヨンしんちゃん」を挙げています。新小結の会見で口にした「前に攻める相撲を15日間取り切る」という言葉にも、「腹を決める」という座右の銘と同じ向きが見えます。

伯乃富士の学歴|鳥取城北高校を卒業、大学には進学していない

伯乃富士に出身大学はありません。鳥取城北高校を卒業し、大学へは進まずに2023年1月場所で初土俵を踏みました。

幕下付出は、学生や社会人の全国大会で上位に入った人がデビューの地位を上げてもらえる制度です。高校で2年続けて高校横綱となり、卒業した年に社会人の全国大会を制したことで、付出の地位からスタートしています。

時期できごと
10歳相撲を始める(協会の力士アンケート)
2020年鳥取城北高校の生徒として高校横綱
2021年2年連続で高校横綱
2022年春鳥取城北高校を卒業。負傷していた肩の治療を優先
2022年全日本実業団選手権で優勝
2023年1月場所幕下15枚目格付出で初土俵(四股名は本名の「落合」)

アマチュア時代の実績はデイリースポーツ(2022年12月12日)の記事、相撲を始めた年齢は協会の力士アンケートにもとづきます。

鳥取城北高校で2年連続の高校横綱

鳥取城北高校では2020年と2021年に高校横綱となり、高校相撲の個人の頂点に2年続けて立ちました。

九月場所の千秋楽で対戦した狼雅は、鳥取城北高校の相撲部の先輩にあたります(日本海新聞)。高校の大会と大相撲の付出の関係は相撲の大会とは?種類・全国大会一覧とプロ/アマの違いで整理しています。

高校卒業後は肩の治療を優先し、全日本実業団を制して入門

2022年春に高校を卒業したあとは肩の治療を優先し、同じ年の全日本実業団選手権で優勝してから入門しました。

デイリースポーツは、高校卒業後は「負傷していた肩の治療を優先」し、その年の全日本実業団選手権を制したと報じています。大学相撲の4年間を経ずに付出の地位を得たことが、「令和の怪物」と呼ばれる出発点になりました。

なぜ「伯桜鵬」から「伯乃富士」へ改名したのか

宮城野部屋の閉鎖で伊勢ヶ濱部屋へ移ったことが理由で、2026年初場所から新しい師匠に連なる名へ改めました。

改名そのものは2025年11月の九州場所後に決まり、同年12月の番付発表で公表されています。新しい部屋の一員として名乗りを改める、という区切りでした。

このとき改名したのは伯乃富士ひとりではありません。伊勢ヶ濱部屋では力士9人が同時に四股名を改め、うち8人が旧宮城野部屋から移った力士でした。ただし全員ではなく、炎鵬は四股名を変えていません。師匠の伊勢ヶ濱親方(元横綱・照ノ富士)は「預かった以上は自分の弟子。一つの方向を向いて頑張って行きましょうという意味合いを込めた」と説明しています(東京新聞)。部屋の移籍にともなう改名は、師弟関係を結び直す区切りとして行われたものと受け止められます。

四股名は、力士がどこから来て誰に育てられたのかを一字ずつ背負う名前です。旧名「伯桜鵬」と新名「伯乃富士」を並べると、何を残し何を受け取ったのかがはっきりします。

四股名字由来
旧・伯桜鵬伯故郷・鳥取県の旧国名「伯耆国(ほうきのくに)」から
桜地元・倉吉の子ども相撲大会「桜ずもう」から
鵬入門時の師匠・前宮城野親方(元横綱白鵬)から
新・伯乃富士伯旧名から唯一引き継いだ字。地元を背負う意味を残した
乃富士現在の師匠・伊勢ヶ濱親方(元横綱照ノ富士)に連なる字

本人は改名について「師匠と相談して。最終的には自分で決めました」「伯乃富士という名前を自分の結果で広めたい」と語っています。あわせて「地元を背負っていく思いと、宮城野部屋の当時の師匠から伯桜鵬という名前をもらったので、そこの思いがある」とも述べており(東京新聞・中日スポーツ)、「伯」の一字には、故郷と、名を授けてくれた人への思いの両方が畳み込まれています。改名の背景となった部屋の移籍については宮城野部屋の閉鎖と伊勢ヶ濱部屋への転籍、改名しなかった力士については炎鵬とは?身長167cmの小兵力士でも扱っています。

なお地元・倉吉では、まちの象徴でもある「桜」の字が四股名から消えたことを惜しむ声も報じられました。名を変えることは、その名で応援してきた人たちの記憶にも触れます。「結果で広めたい」という本人の言葉は、その重さを引き受けたうえでのものといえるでしょう。

伯乃富士の経歴|付出デビューから幕下転落を経て新小結へ

2023年1月場所に幕下15枚目格付出でデビューし、左肩のけがで幕下へ落ちたのち、2026年九月場所で新小結になりました。

デビューの場所は7戦全勝で幕下優勝し、所要1場所で十両へ上がっています。新入幕の2023年7月場所では敢闘賞と技能賞を同時に受けました。初土俵から4場所目での三賞です。そこから小結に届くまでには、2度のけがと幕下への転落を挟んでいます。

時期できごと
2023年1月場所幕下15枚目格付出で初土俵。7戦全勝で幕下優勝
2023年3月場所新十両(所要1場所)
2023年7月場所新入幕。「伯桜鵬」に改名し、敢闘賞・技能賞を同時に受賞
2023年9月・11月場所左肩関節脱臼の治療のため2場所続けて全休
2024年1月場所西幕下五枚目で6勝1敗。翌場所に十両へ戻る
2024年4月宮城野部屋の閉鎖にともない伊勢ヶ濱部屋へ移籍
2025年1月場所東前頭十五枚目で再入幕、10勝5敗
2025年7月場所東前頭四枚目。8日目に大の里を破り初金星
2025年9月場所東前頭二枚目。金星を挙げ殊勲賞を初受賞
2025年11月場所東前頭筆頭。初日に豊昇龍を破り3場所連続の金星
2026年1月場所「伯乃富士」に改名。8日目に大の里から4個目の金星
2026年5月場所西前頭十枚目で11勝4敗、敢闘賞
2026年7月場所西前頭三枚目で9勝6敗。6日目に豊昇龍から5個目の金星
2026年9月場所東小結で新三役。5勝10敗

年表のうち、番付・成績・三賞は協会公式プロフィールの星取表にもとづきます。

新入幕で三賞2つ、左肩の手術で幕下まで落ちる

新入幕の場所で三賞を2つ受けたあと、左肩のけがで2場所続けて全休し、2024年1月場所は西幕下五枚目でした。

左肩関節脱臼の治療のため、2023年9月場所と11月場所を全休しています。時事通信は新小結の昇進時に、新入幕で優勝争いに加わりながら「左肩手術を経て幕下まで転落」した経緯を伝えています。幕下で迎えた2024年1月場所は6勝1敗とし、翌3月場所に十両へ戻りました。十両では5月場所に途中休場(5勝6敗4休)を挟みながら、7月場所の11勝4敗、11月場所の10勝5敗と白星を重ね、5場所で幕内に戻っています。休場した力士の番付がどう扱われるかは、今場所の休場力士一覧|番付はどうなる?で地位ごとのルールを整理しています。

再入幕から三役まで|2025年1月場所〜2026年7月場所

2025年1月場所に東前頭十五枚目で再入幕して10勝5敗、そこから金星5個と三賞2つを重ねて三役に届きました。

2025年は6場所すべてを幕内で取り、7月場所に大の里から初金星、9月場所は殊勲賞、11月場所には東前頭筆頭まで上がりました。2026年は1月場所と3月場所を左足のけがで続けて途中休場し、5月場所は西前頭十枚目まで下がりましたが、11勝4敗で敢闘賞。7月場所は西前頭三枚目で9勝6敗とし、九月場所の新小結につなげています。現在の幕内の顔ぶれは幕内力士一覧で確認できます。

2026年九月場所(秋場所)|新小結は5勝10敗、鳥取出身で62年ぶりの三役

東小結で迎えた九月場所は5勝10敗でした。初日から3連敗し、11日目に負け越しが決まっています。

8月31日の番付発表で東小結に上がり、新三役となりました。スポーツ報知によると、鳥取県出身の新三役は1964年初場所の琴桜以来62年ぶりで、戦後2人目です。会見では「一つの目標だったので、うれしく思う」「今の方が強いと思っている」と話し、「前に攻める相撲を15日間取り切る」と場所への構えを語っていました(時事通信)。

15日間の対戦相手と勝敗

大関の安青錦と琴櫻、前頭の琴栄峰と狼雅に勝って5勝。13日目は隆の勝の休場による不戦勝でした。

日相手勝敗
初日美ノ海●
2日目霧島●
3日目藤凌駕●
4日目安青錦○ 押し出し
5日目藤ノ川●
6日目大栄翔●
7日目琴勝峰●
8日目琴櫻○
9日目琴栄峰○
10日目大の里●
11日目高安●(8敗目・負け越し)
12日目豪ノ山●
13日目隆の勝□(不戦勝)
14日目一山本●
千秋楽狼雅○ 寄り切り

星取は協会公式プロフィールの星取表、4日目と千秋楽の決まり手は報道にもとづきます。8日目・11日目の決まり手は確認できなかったため載せていません。序盤の7日間は1勝6敗と出遅れました。

4日目に大関・安青錦を押し出し、今場所初の白星

3連敗で迎えた4日目、大関・安青錦を押し出して初白星を挙げました。安青錦にとってはこの場所初の黒星です。

安青錦は取組後、「相手がうまかった」「結果を受け止める」と話しています(スポーツ報知)。公式の星取表で確かめられる過去6場所では、伯乃富士は2025年11月場所・2026年1月場所・7月場所の3度とも安青錦に敗れており、この一番がその範囲で初めての白星です。安青錦はこの場所、千秋楽の相星決戦で大の里に敗れて優勝を逃しました(秋場所千秋楽の記事)。

11日目に負け越し、千秋楽は高校の先輩・狼雅を寄り切る

11日目に高安に敗れて8敗目となり、負け越しが決まりました。千秋楽は鳥取城北高校の先輩・狼雅を寄り切りました。

8日目に大関・琴櫻、9日目に琴栄峰を破って3勝目まで戻しましたが、10日目は横綱・大の里に敗れ、11日目の高安戦で8敗目を喫しました。13日目は隆の勝の休場による不戦勝、14日目は一山本に敗れて、4勝10敗で千秋楽を迎えています。千秋楽は高校の先輩にあたる狼雅に寄り切りで勝ち、5勝10敗で新三役の場所を終えました(日本海新聞・NHK)。

本人の言葉|「気持ちが浮ついていた」「来場所でやり返したい」

場所後、本人は「三役に上がったことを意識して、気持ちが浮ついていた」と振り返り、雪辱を誓いました。

共同通信の配信を載せた鳥取タイムズみらいによると、本人は「来場所でやり返したい」とも話しています。地元の倉吉市では、市内の打吹回廊で取組を見守るパブリックビューイングが開かれました。場所前の会見で「今の方が強いと思っている」と言い切った力士が、場所後には自分の気持ちの揺れを認めています。

十一月場所の番付は10月26日に発表|11月8日初日・福岡

次の十一月場所(九州場所)は11月8日初日・22日千秋楽で、会場は福岡国際センター。番付は10月26日に発表されます。

日程は協会の本場所日程によります。小結で負け越した力士が次にどの地位に置かれるかは、番付編成会議を経て番付発表の日に明らかになります。この記事では発表前の地位を書いていません。発表後の顔ぶれは大相撲の番付表・最新版、秋場所の成績から見た予想は大相撲の番付予想【2026年九州場所】で扱っています。日程や会場ごとの買い方は大相撲の場所とチケット完全ガイド、会場周辺の宿は九州場所の会場周辺ホテルにまとめています。

横綱から挙げた金星5個|大の里から3個、豊昇龍から2個

平幕として横綱から挙げた金星は5個で、大の里から3個、豊昇龍から2個。2025年7月場所からの1年で挙げました。

2025年7月場所から11月場所までは3場所連続で金星を挙げ、9月場所の金星は殊勲賞の受賞につながりました。2026年は1月場所と7月場所に1個ずつです。

場所当時の番付相手決まり手
2025年7月場所 8日目東前頭四枚目横綱・大の里押し出し(初金星)
2025年9月場所 4日目東前頭二枚目横綱・大の里—
2025年11月場所 初日東前頭筆頭横綱・豊昇龍—
2026年1月場所 8日目西前頭三枚目横綱・大の里—
2026年7月場所 6日目西前頭三枚目横綱・豊昇龍切り返し(軍配差し違え)

決まり手の「—」は、公式記録・報道で確認できなかったものです。確認できていない技名は記載していません。対戦した両横綱については豊昇龍智勝・大の里泰輝、横綱という地位そのものについては横綱とは?意味・なり方・歴代一覧で解説しています。

2026年7月場所6日目の豊昇龍戦は軍配差し違え

名古屋場所6日目の豊昇龍戦は、物言いの末に行司軍配差し違えとなり、切り返しで伯乃富士の勝ちとなりました。

6日目(7月17日)の豊昇龍戦は、際どい一番でした。立合いで両差しをうかがったのち、土俵際で相手の投げに合わせて切り返しを打ち、両者がほぼ同体で土俵に落ちます。行司の軍配は当初、豊昇龍に上がりましたが、物言いがついて協議となり、結果は行司軍配差し違え。横綱の体が先に落ちていたと判定され、伯乃富士の勝ちとなりました。切り返しとは、差し手を軸に相手の足をすくうように振って倒す技です。

立合い
両差しをうかがう
前に出て組み止めにいく
▶
土俵際
投げに合わせる
相手の投げを読み、切り返しを打つ
▶
物言い→協議
軍配差し違え
横綱の体が先に落ちたと判定
6日目・豊昇龍戦の一番の流れ(日本相撲協会の裁定にもとづく)

切り返しという技の形と使い手は切り返しとは?相撲の決まり手の意味と外掛けとの違いで解説しています。

通算成績|174勝115敗40休、幕内は13場所で95勝

九月場所千秋楽時点の通算成績は23場所で174勝115敗40休、幕内は13場所で95勝79敗21休です。

2025年以降の11場所はすべて幕内で取り、勝ち越しは7場所、負け越しは4場所でした。場所ごとの地位と成績は次のとおりです。

場所地位成績備考
2025年1月場所東前頭十五枚目10勝5敗再入幕
2025年3月場所東前頭九枚目9勝6敗—
2025年5月場所東前頭七枚目8勝7敗—
2025年7月場所東前頭四枚目8勝7敗初金星
2025年9月場所東前頭二枚目8勝7敗殊勲賞・金星
2025年11月場所東前頭筆頭6勝9敗金星
2026年1月場所西前頭三枚目5勝8敗2休金星・13日目から休場
2026年3月場所西前頭七枚目5勝6敗4休2日目から休場、7日目に再出場
2026年5月場所西前頭十枚目11勝4敗敢闘賞
2026年7月場所西前頭三枚目9勝6敗金星
2026年9月場所東小結5勝10敗新三役

通算の40休が示すのは、土俵に上がれなかった日数です。幕内の21休の内訳は、2023年9月場所の全休15日と、2026年1月場所の2日・3月場所の4日。左肩と左足のけがが、そのまま休場の数字に残っています。

得意技と相撲スタイル|寄り切り29%・押し出し24%

協会の記録では、過去6場所の41勝のうち寄り切りが29%、押し出しが24%で、この2つで白星の半分を超えます。

協会に登録している得意技は「突き・押し・左四つ・寄り」です。左四つに組んでからの寄りと、前に出る押しの両方を持つ取り口といえます。

寄り切り 29%
押し出し 24%
10%
その他 37%
伯乃富士の決まり手の割合(日本相撲協会公式・過去6場所の41勝/10%は上手投げ)

寄り切りは、相手のまわしを取って組み、前に進んで土俵の外へ出す決まり手です。押し出しは組まずに手で押して出します。この2つが半数を占めるのは、相手が組みたい相撲でも、離れて取りたい相撲でも、前に出て決められるからです。上手投げが10%あるのも、組んだ形から投げに変化できる引き出しを持っている表れです。それぞれの技の詳細は寄り切りとは?と押し出しとは?で解説しています。

一方で、前に出る相撲は体への負担も伴います。左肩の脱臼で2場所を全休し、2026年には左足のけがで2場所続けて途中休場しながら、それでも組み止めて寄る形を捨てていません。けがを避けるために取り口を変えるのではなく、同じ相撲で戻ってくる。その選択の積み重ねが、いまの成績表の形になっています。

伯乃富士に関するよくある質問

Q. 伯乃富士の読み方と本名は?

A. 「はくのふじ てつや」と読みます。本名は落合哲也(おちあい てつや)です。旧四股名は「伯桜鵬(はくおうほう)」で、2026年1月場所から現在の四股名になりました。

Q. 伯乃富士の身長・体重は?

A. 日本相撲協会の公式プロフィールでは181.0cm・162.0kgです(2026年九月場所千秋楽時点)。数字は協会の力士プロフィールに載る値で、最新の値はそのページで確認できます。

Q. 伯乃富士の出身大学はどこですか?

A. 大学には進学していません。鳥取城北高等学校を卒業し、2022年の全日本実業団選手権で優勝したのち、2023年1月場所に幕下15枚目格付出でデビューしました。

Q. なぜ伯桜鵬から伯乃富士に改名したのですか?

A. 2024年4月の宮城野部屋の閉鎖にともない伊勢ヶ濱部屋へ移ったことが背景です。同部屋では9人が同時に改名し、本人は「師匠と相談して。最終的には自分で決めました」と語っています。

Q. 伯乃富士の最高位は?

A. 小結です。2026年九月場所に東小結へ上がり、新三役となりました。鳥取県出身の新三役は1964年初場所の琴桜以来62年ぶりです。

Q. 2026年九月場所(秋場所)の成績は?

A. 東小結で5勝10敗でした。初日から3連敗し、4日目に大関・安青錦を押し出して初白星。11日目に負け越しが決まり、千秋楽は高校の先輩・狼雅を寄り切りました。

Q. 伯乃富士の得意技は何ですか?

A. 協会に登録している得意技は「突き・押し・左四つ・寄り」です。過去6場所の決まり手は寄り切りが29%、押し出しが24%、上手投げが10%を占めます。

まとめ|伯乃富士は23歳、新三役の悔しさを九州場所へ

伯乃富士は鳥取出身の23歳。伯桜鵬から改名し、2026年九月場所に新小結となって5勝10敗でした。要点は次の5つです。

  • 読み方は「はくのふじ」。本名は落合哲也、181.0cm・162.0kg、鳥取県倉吉市出身で伊勢ヶ濱部屋所属
  • 出身大学はない。鳥取城北高校で2年連続の高校横綱となり、全日本実業団選手権を制して幕下15枚目格付出でデビュー
  • 旧四股名は「伯桜鵬」。宮城野部屋の閉鎖で伊勢ヶ濱部屋へ移り、2026年1月場所から改名した
  • 左肩のけがで幕下へ落ちてから再入幕し、金星5個・三賞4回。2026年九月場所で鳥取出身62年ぶりの新三役
  • 九月場所は5勝10敗。十一月場所は11月8日初日、番付は10月26日に発表

四股名の一字を残すという選び方に、この力士がどこを向いているかが表れています。故郷の一字を手放さず、新しい師のもとで名を継ぎ、その名を「結果で広めたい」と言う。初めての三役の場所で「気持ちが浮ついていた」と認めたうえで「来場所でやり返したい」と言えるのも、その名を背負ってきた力士だからこそです。九州場所の土俵で、その言葉の続きを確かめたいと思います。現役力士の四股名と読み方は現役力士一覧にまとめています。

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