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大相撲の仕組みを徹底解説|取組・番付・ルールを初心者向けにわかりやすく

大相撲の仕組みを徹底解説|取組・番付・ルールを初心者向けにわかりやすく

大相撲の仕組みとは、年6回の本場所(各15日間)・番付による階級制度・審判部が前日に組む取組編成・行司と勝負審判による判定制度など、日本相撲協会が運営する競技・興行の全体的な構造のことです。


目次

大相撲の仕組みとは?全体像を3分で理解する

大相撲の仕組みを一言で表すなら、「神事を源流に持つ日本の伝統格闘技を、日本相撲協会が年6回の本場所として興行する総合的な競技システム」です。

競技としての核心は土俵上の一対一の取組にありますが、その取組をいつ・誰と行うかを決める編成ルール、力士の強さを序列化する番付制度、勝敗を判定する審判制度が有機的に組み合わさって「大相撲」という興行が成立しています。

以下の図は、大相撲の仕組みの全体像を示したものです。

大相撲の仕組み|全体の流れ 本場所 年6回・各15日間 奇数月に全国6会場 番付 6段階の階級制度 横綱〜序ノ口 取組編成 審判部が前日に決定 同部屋対戦は回避 (本割のみ) 勝敗判定 行司が第一義判定 物言い→審判協議 ビデオ判定を併用 6会場を巡回 関取 / 力士養成員 割(わり)と呼ぶ 5名の勝負審判 ※場所の成績が翌場所の番付に反映される 場所成績 → 翌場所の番付に反映

大相撲に初めて触れる方は、まずこの4つの柱(本場所・番付・取組編成・勝敗判定)を押さえることで、観戦の楽しさが大きく広がります。


本場所の仕組み|年6回・15日間の開催スケジュール

本場所とは、番付の成績に正式に反映される公式興行のことです。年間で合計6回、すべて奇数月に開催され、各場所は15日間にわたって取組が行われます。

場所名開催月会場所在地
初場所1月両国国技館東京都
春場所(大阪場所)3月エディオンアリーナ大阪大阪府
夏場所5月両国国技館東京都
名古屋場所7月ドルフィンズアリーナ愛知県
秋場所9月両国国技館東京都
九州場所11月福岡国際センター福岡県

各場所の結果が翌場所の番付に反映されます。勝ち越せば番付が上がり、負け越せば下がるという仕組みが、力士のキャリアを通じた競争の基盤となっています。


番付の仕組み|横綱から序ノ口まで6段階の階級制度

番付とは、力士の地位・序列を示す順位表のことです。6つの段階(幕内・十両・幕下・三段目・序二段・序ノ口)に分かれており、各段の中でさらに東西の順位が設けられています。

以下の図は、番付の階層構造を示したものです。

【図解2:番付の階層図(横綱〜序ノ口のピラミッド)】

区分階級1場所の取組数待遇
関取幕内(横綱・大関・関脇・小結・前頭)15番月給制
十両15番月給制
力士養成員幕下7番場所手当のみ
三段目7番場所手当のみ
序二段7番場所手当のみ
序ノ口7番場所手当のみ

幕内・十両の力士は「関取(せきとり)」と呼ばれ、月給制の給与が支払われます。一方、幕下以下は「力士養成員」として場所手当のみの待遇となり、関取昇進が力士としての大きな目標となります。

なお、定員については日本相撲協会の規定により変動する場合があります(※情報源により異なる場合があります)。


取組の決め方|審判部が毎日組む編成ルールを解説

取組の組み合わせは、日本相撲協会の審判部に所属する親方衆が「取組編成会議」で決定します。編成された取組は「割(わり)」とも呼ばれ、取組を記した紙を「割紙」と言います。

編成のタイミング

初日と2日目の取組は本場所の2日前に確定します。3日目以降は前日の午前中に会議を行い、その日の取組が前日夕方には関係者に配布されます。千秋楽(15日目)の取組は14日目の夕方、その時点での星勘定(勝敗成績)を反映して決定されます(編集部調べ)。

対戦相手の決め方

基本的には番付の近い力士同士、かつ場所中の勝敗数が近い力士同士を優先して対戦させます。場所の終盤になるほど優勝争いの動向が編成に大きく影響し、星の並んだ好調な力士同士の対戦が増えていきます。

同部屋・親族間の対戦回避ルール

対戦回避の対象本割(通常の取組)例外
同じ相撲部屋の力士同士対戦しない優勝決定戦のみ対戦あり
4親等以内の親族対戦しない優勝決定戦のみ対戦あり

過去には同部屋の兄弟力士が優勝決定戦で対決した事例もあり(編集部調べ)、ファンにとって稀少な対戦として話題になりました。


勝敗の決まり方|反則・物言い・禁じ手のルール

勝敗の基本ルール

取組の勝敗は以下のいずれかの状態になった時点で決まります。

  • 土俵の外に出た(俵の外線より外に、体の一部が砂についた)
  • 土俵内で足の裏以外の体の一部が砂についた
  • 禁じ手(反則)を犯した

土俵は直径4.55メートル(15尺)の円形で、その俵の外線が勝負の境界線となります。土俵外側には「蛇の目(じゃのめ)」と呼ばれる砂が敷かれており、踏み越しの痕跡を確認するために使われます(編集部調べ)。

禁じ手(反則)8種

禁じ手を犯した力士は即座に負けとなります。定められている禁じ手は次の8種類です。まげを掴む・拳で殴る・目を突く・急所(みぞおち・耳など)を突く・前縦褌に横から指を入れる・指を折り返す・首を絞める・蹴る、がこれにあたります。張り手(平手打ち)や突っ張りは反則にはあたりません(編集部調べ)。

物言い制度

取組の判定に疑義がある場合、土俵下に控える5名の勝負審判(親方)が「物言い」を宣言して協議を行います。ビデオ判定も併用し、必要に応じて行司の軍配(判定)が覆ることもあります。


大相撲の仕組みに関するよくある質問

Q. 大相撲はいつ・どこで開催されますか?

年6回、奇数月に開催されます。1・5・9月は両国国技館(東京)、3月はエディオンアリーナ大阪、7月はドルフィンズアリーナ(名古屋)、11月は福岡国際センターが会場です。各場所15日間行われます。

Q. 取組の組み合わせはどうやって決まりますか?

日本相撲協会の審判部が取組編成会議で決定します。初日・2日目は本場所2日前、3日目以降は前日に決まります。同じ部屋の力士や4親等以内の親族同士は、優勝決定戦を除いて対戦が組まれません。

Q. 力士の階級はどうなっていますか?

番付と呼ばれる順位表で管理され、幕内・十両・幕下・三段目・序二段・序ノ口の6段階があります。幕内・十両の関取は1場所15番、幕下以下の力士養成員は7番の取組を行います。

Q. 相撲で反則になる行為は何ですか?

禁じ手は8種類あります。まげを掴む・拳で殴る・目を突く・急所を突く・前縦褌に指を入れる・指を折り返す・首を絞める・蹴るの8つが反則です。違反した力士は即座に負けとなります。

Q. 物言いとは何ですか?

取組の判定に異議がある場合、土俵下の勝負審判(5名の親方)が「物言い」を宣言して協議を行う制度です。ビデオ判定も併用して行司の判定を覆すこともあり、際どい勝負の判定精度を高める役割を担っています。


まとめ

大相撲の仕組みは、年6回の本場所・6段階の番付制度・審判部による取組編成・物言い制度を含む判定システムの4本柱で構成されています。同部屋対戦回避や禁じ手のルールを知るだけで、観戦の見方が大きく変わります。まずは一度、本場所の取組を通じてそれぞれの仕組みを体感してみてください。

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