NHK福祉大相撲とは、NHKとNHK厚生文化事業団が主催し日本相撲協会が協力するチャリティー興行です。毎年2月に両国国技館で開催され、収益で購入した福祉車両を全国の高齢者・障害者施設に寄贈します。幕内取組のほか初っ切りや歌くらべなど本場所では見られない演目が楽しめます。国技館での観戦をさらに楽しむヒントは国技館の楽しみ方完全ガイドもあわせてご覧ください。
NHK福祉大相撲とは
NHK福祉大相撲とは、NHKとNHK厚生文化事業団が主催し、日本相撲協会が全面協力するチャリティー興行(花相撲)です。
毎年2月上旬に両国国技館で開催されます。本場所の番付には影響しない花相撲ですが、直前の本場所に出場した幕内力士が原則全員参加するため、取組の迫力は本場所と変わりません。収益はそのまま社会貢献に直結するという点が、他の興行にはない大きな特徴です。
NHK福祉大相撲の歴史と目的
NHK福祉大相撲の歴史は1968年にさかのぼります。当初は蔵前国技館を会場として開催され、1985年に現在の両国国技館へ移転。第58回(2026年)まで半世紀以上にわたって続く長寿興行となっています。
興行の収益で購入する福祉車両「福祉相撲号」を、全国の高齢者・障害者福祉施設に寄贈することが最大の目的です。2019年時点の累計で全国に309台が贈呈されています(※2019年時点の情報)。
2011年には相撲界を揺るがした不祥事の影響で中止となり、2021年・2022年も新型コロナウイルスの影響で開催を見送りましたが、2023年以降は通常通りの開催が続いています。
プログラムと見どころ
第58回(2026年)のプログラムは全4部で構成されており、開演から結びの一番まで4時間を超える大型イベントです。
以下の図は、4部のプログラム構成と各部の見どころをまとめたものです。
各部の内容を順に見ていきましょう。
第1部では、太鼓の打ち分けと相撲甚句(力士が土俵上で歌う七五調の囃子歌)でオープニングを飾ります。続いて、直前の本場所で活躍した幕下力士によるトーナメント戦が行われます。
第2部のメインは「初っ切り(しょっきり)」です。蹴る・髷(まげ)をつかむ・ひしゃくで叩くといった相撲の禁じ手を行司とともにコミカルに実演するショーで、会場が笑いに包まれます。また、この部では「福祉相撲号贈呈式」も執り行われます。
第3部は「お楽しみ歌くらべ」。人気力士と歌手がペアを組み、歌とトークで盛り上げるステージショーです。普段の土俵とは異なる力士の一面が見られる名物コーナーです。
第4部は幕内取組です。直前の本場所に出場した幕内力士が原則全員参加します。本場所の熱い対戦が再び繰り広げられます。なお、第4部のみ撮影・録音が許可されています(第1〜3部は固く禁止)。
チケットの購入方法と料金
チケットは前年の11月中旬ごろにチケットぴあで発売されます。セブン-イレブン店内のマルチコピー機のチケットぴあ画面からも購入可能です。車いす席のみNHK厚生文化事業団(電話:03-3476-5955)への申し込みとなります。
第58回(2026年)の席種と料金は以下の通りです。
以下の表は各席種の料金と特徴をまとめたものです。
| 席種 | 定員 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 溜席 | 1人 | 10,000円 | 土俵に最も近い最前列。飲食・撮影禁止 |
| 桝席S(4人枡) | 4人 | 34,800円 | 1〜3列目。枡単位での販売 |
| 桝席A(4人枡) | 4人 | 30,000円 | 5〜8列目。枡単位での販売 |
| 桝席B(4人枡) | 4人 | 26,000円 | 9〜12列目。枡単位での販売 |
| ペア桝席C(2人枡) | 2人 | 15,000円 | 13〜15列目。2人でゆったり観戦 |
| ボックス席(4人) | 4人 | 29,200円 | 壁で仕切られた個室タイプ |
| ボックス席(5人) | 5人 | 36,500円 | 壁で仕切られた個室タイプ |
| 車いす席 | 1人 | 6,500円 | NHK厚生文化事業団へ電話で申込 |
| 2階いす席S | 1人 | 4,600円 | 2階前方。土俵全体を俯瞰 |
| 2階いす席A | 1人 | 4,200円 | |
| 2階いす席B | 1人 | 2,900円 | |
| 2階いす席C | 1人 | 1,500円 | 最もリーズナブルな席 |
(日本相撲協会・NHK厚生文化事業団公式サイトより。料金は回ごとに変更される場合があります)
桝席・ボックス席は枡・ボックス単位での販売です。溜席・いす席は1席ずつ購入できます。また、溜席を除く各席にはお弁当(1,850円)引き換え券付きのチケットも用意されています。
NHK総合でのテレビ放送
NHK福祉大相撲の模様は、開催日から1〜2週間後にNHK総合テレビでダイジェスト放送されます。第58回(2026年)は2月23日(月曜・祝日)の午後4時30分から午後5時59分に放送されました。
テレビでは第1部・第2部のアトラクションを中心に、第3部の「お楽しみ歌くらべ」を合わせて約90分にまとめた構成で放送されます。第4部の幕内取組はテレビ中継の対象外のため、実際の取組を楽しみたい方は会場での観戦がおすすめです。X(旧Twitter)上では録画視聴や家族で楽しんだという声も多く見られます。
よくある質問
Q. NHK福祉大相撲はいつ開催されますか?
毎年2月上旬に両国国技館で開催されます。開演は午後1時で、結びの一番が終わるのは午後5時過ぎです。興行の模様はNHK総合テレビで開催から1〜2週間後にダイジェスト放送されます。
Q. チケットはいつ・どこで買えますか?
チケットは前年の11月中旬ごろにチケットぴあで発売されます。セブン-イレブン店内のマルチコピー機からも購入可能です。車いす席のみNHK厚生文化事業団への電話申し込みとなります。
Q. NHK福祉大相撲のチケット料金はいくらですか?
第58回(2026年)の価格は、溜席10,000円、桝席S(4人枡)34,800円、2階いす席C 1,500円などです。最もリーズナブルな2階いす席Cから観戦でき、幅広い予算に対応した席種が用意されています。
Q. NHK福祉大相撲と本場所はどう違いますか?
本場所は番付に影響する公式の取組ですが、NHK福祉大相撲はチャリティーを目的とした花相撲です。幕内取組のほかに「お楽しみ歌くらべ」「初っ切り」「相撲甚句」など、本場所では見られないエンタメ演目が楽しめます。
Q. 福祉大相撲の収益はどこに使われますか?
興行の収益で福祉車両「福祉相撲号」を購入し、全国の高齢者・障害者福祉施設に寄贈しています。2019年時点で累計309台が寄贈されています(※2019年時点の情報)。
Q. テレビ放送はありますか?
あります。NHK総合テレビで開催日から1〜2週間後にダイジェスト放送されます。第58回(2026年)は2月23日(月曜・祝日)の午後4時30分から放送されました。
まとめ
NHK福祉大相撲は、1968年から続く歴史あるチャリティー興行です。本場所では見られない初っ切りや歌くらべを楽しめる一方、幕内取組の迫力もそのままに味わえます。チケットは前年11月中旬にチケットぴあで発売されるため、観戦を検討している方は早めのチェックをおすすめします。
