狼雅 外喜義(ろうが ときよし)は、ロシア連邦トゥヴァ共和国クズル出身(国籍はモンゴル)の大相撲力士。二子山部屋所属で、師匠は元大関・雅山(現・二子山親方)。鳥取城北高校で高校横綱を獲得し、2023年11月場所に新入幕。右四つ・寄りを得意とし、長身と腕のリーチを活かした四つ相撲を武器に幕内で活躍している。
狼雅のプロフィール・経歴
生年月日は1999年3月2日。本名はアマルトゥブシン・アマルサナー。身長184cm、体重160kg(日本相撲協会公式サイトより)。初土俵は2018年11月場所で、最高位は東前頭8枚目(2024年11月〜2025年1月場所)。
トゥヴァから鳥取城北高校へ──異色のルーツ
狼雅は幼少期からレスリングに打ち込み、オリンピック出場を夢見ていた。14歳のとき父の住むモンゴルへ移住し、それを機にモンゴル国籍を取得。モンゴルの首都ウランバートルでレスリングを続ける日々の中、街中で少年相撲大会・白鵬杯の看板を目にした父から出場を勧められたことで、相撲との縁が生まれた。
2014年・2015年と白鵬杯に出場し相撲の魅力に引き込まれると、相撲の名門校として知られる鳥取城北高校に留学。高校3年時には高校総体で後の大関・豊昇龍を破り高校横綱を獲得した。もともとは卒業後に帰国・進学を考えていたが、高校相撲での実績が大相撲入りへの意識を変えた。
二子山部屋入門と四股名の由来
2018年4月から二子山部屋で研修を受け、同年9月の新弟子検査に合格。興行ビザの取得を経て、同年11月場所で初土俵を踏んだ。入門先は鳥取城北高校の石浦外喜義総監督が選んだ。
四股名「狼雅」の「狼」はモンゴルの象徴を、「雅」は師匠の現役時代の四股名「雅山」を由来とする。「外喜義(ときよし)」は師匠・石浦外喜義氏の名前から取られており、師への敬意が込められている。二子山部屋(師匠・元大関雅山が創設)からは狼雅が初めて誕生した関取であり、ロシア出身力士としては史上5人目、トゥヴァ共和国出身者としては史上初の十両力士となった(日本相撲協会公式サイトより)。
プロフィールに関してよくいただく質問をまとめました。
Q. 狼雅の読み方は?
A. 「ろうが」と読みます。正式な四股名は「狼雅 外喜義(ろうが ときよし)」。「狼」はモンゴルの象徴、「雅」は師匠の四股名「雅山」から取られました。「外喜義」は師匠・石浦外喜義氏の名に由来しています。
Q. 狼雅はどこの出身ですか?
A. ロシア連邦トゥヴァ共和国クズル出身(国籍はモンゴル)です。14歳でモンゴルへ移住後、白鵬杯を通じて相撲と出会い、鳥取城北高校に相撲留学。日本の高校相撲で実績を積んで大相撲入りしました。
Q. 狼雅の師匠は誰ですか?
A. 師匠は元大関・雅山の二子山親方です。2018年に二子山部屋へ入門しており、当部屋の現師匠が創設した部屋から初めて誕生した関取(十両力士)でもあります。
Q. 狼雅はロシア人ですか?
A. 出身地はロシア連邦トゥヴァ共和国ですが、国籍はモンゴルです。14歳時に父の住むモンゴルへ移住し、モンゴル国籍を取得しています。ロシア出身力士として史上5人目の十両力士です。
独特の経歴を持つ狼雅だが、土俵上での武器もまた個性的だ。次に取り口と得意技を詳しく見ていく。
狼雅の取り口・得意技
得意技は右四つ・寄り。右差しから相手のまわしを引きつけ、前に出る力強い寄り身が持ち味の四つ相撲型の力士だ。
184cmの長身と両腕のリーチを活かして上手(うわて)を引きつけると、一気に相手を土俵際まで追い詰める寄りは幕内でも高い威力を発揮する。日本相撲協会の公式データによると、過去6場所における決まり手の傾向は寄り切りが約30%でトップ、上手投げが約23%、上手出し投げが約13%と、四つ相撲を中心に多彩な技を使い分けていることがわかる(日本相撲協会公式サイトより)。
型にはまったときの攻めは破壊力十分で、幕内上位陣との対戦でも互角以上に渡り合えるポテンシャルを持つ。一方、立合いで圧力をかけられると受けに回りやすく、押し相撲との対戦では対応に苦労する面もある。2026年5月場所(夏場所)では前頭14枚目として出場し、11日目終了時点で6勝5敗。寄り切りや突き落としなど持ち前の四つ相撲で白星を積み重ねている(スポーツナビより)。
得意技についてよくいただく質問です。
Q. 狼雅の得意技は何ですか?
A. 右四つ・寄りです。右差しから相手まわしを引きつけて前に出る寄り身が持ち味。過去6場所の決まり手データでは寄り切りが約30%を占め、上手投げ・上手出し投げも多用します(日本相撲協会公式サイトより)。
こうした取り口の実力は、番付推移にも如実に表れている。次に直近の成績を振り返る。
狼雅の直近成績・番付推移
2026年5月場所時点で幕内通算14場所目を迎えており、着実に経験を積み上げてきた。
以下の図は狼雅の直近の番付推移をまとめたものです。
直近の成績を以下に整理した。
| 場所 | 番付 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2024年11月場所 | 東前頭8枚目(最高位) | — | — |
| 2025年1月場所 | 東前頭8枚目 | 2敗12休 | 右ハムストリング肉離れで休場 |
| 2026年5月場所 | 前頭14枚目 | 6勝5敗(11日目時点) | 勝ち越しまであと2勝 |
(日本相撲協会公式サイト・スポーツナビより)
生涯戦歴は260勝208敗12休(45場所)、幕内戦歴は92勝102敗12休(14場所)(日本相撲協会公式サイト・11日目時点)。三賞受賞・金星の記録はなし。
最高位・東前頭8枚目と怪我からの復帰
2024年11月〜2025年1月場所に最高位の東前頭8枚目を記録した。しかし2025年1月場所は右ハムストリング肉離れのため初日から休場。途中出場を試みたが2連敗で再休場となり、師匠の二子山親方は「相撲になっていない。しっかり万全に治して、鍛えていきたい」とコメントした(日本経済新聞より)。翌場所は十両転落となったが、その後しっかりと状態を立て直し幕内復帰を果たしている。
2026年5月場所では前頭14枚目の位置から勝ち越しを目指しており、X(旧Twitter)上では「勝ち越しまであと2つ」「白星先行に戻した」と前向きな声が多く見られる。
成績に関してよくいただく質問です。
Q. 狼雅の最高位と現在の番付は?
A. 最高位は東前頭8枚目(2024年11月〜2025年1月場所)。2026年5月場所は前頭14枚目として出場中です(2026年5月場所現在・日本相撲協会公式サイトより)。
成績面だけでなく、土俵を離れた狼雅の素顔も多くのファンを惹きつけている。
狼雅のエピソード・人柄
土俵上では力強い四つ相撲を見せる狼雅だが、私生活の顔は意外にも繊細だ。日本相撲協会の公式プロフィールによると、趣味は手芸と釣り。好きなアーティストは10-FEETと川崎鷹也で、好きなYouTuberは優里・あめんぼぷらすと記載されており、日本の音楽・エンタメ文化にも親しんでいる様子がうかがえる(日本相撲協会公式サイトより)。
また、「メンタルがあまり強くない」と自己評価することもあり、激しい稽古の後は食欲が湧かずちゃんこが食べられないこともあると語っている。大型力士でありながら繊細な一面を持つギャップが、ファンの間では親しみやすさとして受け取られている。
X(旧Twitter)上では二子山部屋全体の応援と合わせて、狼雅関への声援が絶えない。2026年5月場所では部屋の力士が10人以上出場する取組日にファンの盛り上がりが特に高まっており、「阿炎を寄り切りで下した」「勝ち越しへ王手」といった取組報告投稿にも多くの反応が集まっている。
Q. 狼雅はロシア出身なのに大相撲に入ったのはなぜ?
A. 出身地はロシア連邦トゥヴァ共和国ですが、国籍はモンゴルです。14歳時に父の住むモンゴルへ移住し、白鵬杯への出場をきっかけに相撲と出会いました。ロシア出身力士として史上5人目の十両力士です。
まとめ
狼雅 外喜義は、ロシア・トゥヴァ共和国生まれ・モンゴル国籍という異色のルーツを持ちながら、鳥取城北高校で高校横綱を獲得して大相撲の世界に飛び込んだ力士だ。右四つ・寄りを武器に2023年新入幕を果たし、2026年5月場所は前頭14枚目で勝ち越しを目指して取組を続けている。怪我を乗り越えた復活力と、繊細さとパワーを併せ持つ個性に、今後も注目したい。
